私の選んだ腕時計。松本恵奈(CLANE):Seiko Exceline『SWCW121』

by Marina Haga

人が腕時計を身に着けるという行為には、なにかしらの意味が伴っていることがある。ツールとして、自身のアティチュードの表現として、はたまたファッションの装身具として……。装着する実感や理由を強く意識するからこそ、腕時計は自らのスタイルと調和し、やがてファッションのトレードマークとしての役割を担うようになる。
本特集『私の選んだ腕時計。』では、東京のファッションシーンをリードする6名が、自身のブランドやライフスタイルに沿って選ぶ腕時計とはなにかを導きだす。時計やモノに対する真髄を伺うことで、それぞれにとっての時計の役割やこだわり、そしてプロダクトの魅力を解析していく。
第2回目は、EMODA(エモダ)の元プロデューサーで、現在CLANE DESIGN(クラネデザイン)株式会社代表取締役兼クリエイティブディレクターとして活躍している、松本恵奈が登場。Seiko Exceline(セイコー エクセリーヌ)の時計。Seiko Exceline『SWCW121』の魅力を語ってもらった。
※第1回 南貴之 編はこちらから 。

Photo:Kiyono Hattori(P1、P2)Takuya Murata(P3、P4)、Text&Edit:Marina Haga

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重視するのはアクセサリーとしての役割

—はじめに、松本さんにとって時計とはどういう存在ですか。

松本:時計はアクセサリーのひとつだと思っています。極端な話でいうと、仮に時計が動かなくて、時刻を見るという本来の役割を果たしていなかったとしても、トータルコーディネートで見たときにそこにあったほうがよければ身に着けると思います。なので、この時計みたいにアクセサリー感覚で着けられて、手持ちのジュエリーとも合わせやすい、メタルブレスレットのタイプや華奢なフォルムの時計を選ぶことが多いです。

—では、普段お使いのSeiko Exceline 『SWCW121』は、どのようなセットアップで身に着けていらっしゃいますか。

松本:服装にもよると思いますが、シンプルな服なら、同色のシルバーの華奢なバングルをジャラジャラと重ね着けしてもリズミカルで可愛いし、黒の皮のバングルでカジュアルにまとめても大人っぽくて素敵だと思います。重ね着けするバングルやリング、そして時計のテンションを、カラーや素材感で合わせてあげるとまとまりやすいです。この時計はシンプルなので比較的どんなジュエリーにも合わせやすいので、いろいろな組み合わせが楽しめて気に入っています。

—それでは、本日のCLANEの洋服でのスタイリングについて教えてください。

松本:インデックスの青いカラーと、ブラウスの花柄のカラーを合わせたのがポイントです。華奢な時計を目立たせるために、アクセサリーはあえて控えめにして手元にアクセントをおきました。

—松本さんが時計を選ぶ際は、どんな点を重視して選ぶことが多いですか。

松本:時計の大きさや細さなどの、全体のバランスを一番気にしますね。バランスでいうと、この時計は小ぶりなサイズ感やケースが丸みを帯びている全体の可愛らしいフォルムが好きですね。よく見るとインデックスの書体などディテールに遊び心が効いていて、ドレスウォッチですが、気取らずラフに着けられるところも気に入っています。普段、アクセサリーは母と兼用したりするのですが、年齢もスタイルも問わない包容力のあるデザインなので、この時計も一緒に使えそうです。

たおやかで凛とした女性像を演出してくれるスタイリッシュなデザインと、優れた機能性を兼ね揃えたプレシャスウォッチ、Seiko Exceline。なかでも『SWCW121』は、シルバーの端正な佇まいに大ぶりのダイヤモンドを取り入れ、さりげなく上品さを添えたルックスが特徴。華奢なラウンドフェイスが手元を美しく彩り、多彩なスタイルにフィットする。

—それでは、デザインの他に機能面で重視するポイントはありますか。

松本:デザインが重要なので、機能はそこまでは気にしないのですが、自分のライフスタイルを考えると、防水や堅牢性が備わっているモデルだと子供と一緒の時も着用できるので嬉しいですね。時計はあくまでアクセサリーなので、日常生活のシーンで水に濡れることや割れることを心配していちいちはずしたりするのが面倒で……。手間が少しでもかかるようだと着けなくなってしまうんですよね。そういう点でも、この時計は防水だしサファイアガラスで傷がつきにくいので、自分には合っているかもしれません。あとは、ソーラー電波で、電池交換や時刻合わせがいらないところもありがたいですね。