New Balance × Cluster 7週連続特別企画:Vol.6 小雀新秀(BRIEFING ディレクター)

by Mastered編集部


毎週お届けしている、ニューバランスとClusterの7週連続特別コラボレート企画も、あとわずか二回を残すのみ。はじめてご覧になる方のためにご説明いたしますと、現在アメリカ国内でのみ行われている「US574」のパーソナルカスタムサービスを、ニューバランス ジャパン全面協力のもと特別に利用し、日本のファッション界をリードする7名に自分の好きなカラーの一足を作ってもらおうという、スニーカーファンならずとも要注目の短期集中連載であります。

いわゆる「ラス前」となる第6週目にご登場いただきますのは、ミルスペックのタフさと洗練さを併せ持つ人気バッグブランド、『ブリーフィング(BRIEFING)』のデザインディレクションを手がける小雀新秀氏。
機能性から細かなディテールに至るまで、こだわり抜いたバッグを生み出してきた同氏は、ニューバランスというブランドをどう料理するのか? そして、どう見ているのか? 要注目です。

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写真:浅田直也

US574 by Shinshu Kosuzume (BRIEFING)




黒で統一されたアッパーに差し込まれた鮮やかなレッド…そう、もちろんこれはブリーフィングのバッグそのもの。ですが、バッグが持つタフさというよりもスニーカーらしい軽快感を感じさせる、さすがのバランス感覚が光るこの一足について、早速解説していただきましょう!

インタビュー

— まず、ニューバランスとの出会いについてお話をお聞かせ願えますか。

小雀:一番最初は、出張でロンドンに行ったとき買った、ネイビースエードのアッパーにイエローリフレクターのNマークが付いている、UKモデルのM576ですね。
96年ぐらいかな? 『ナイキ(NIKE)』のエアマックスを履いていた頃のことです。スニーカーはもともと好きでいろいろ履いてきたんですが、その最初に買ったモデルは、もう加水分解してしまいましたね。

— 本日もそうですが、スニーカーを履くときは足首を出すスタイルなんでしょうか?

小雀:靴下は、いわゆるスニーカーソックスのような、目立たないものを選びます。どちらかというと、毎日ビーチサンダルでいたい人なので(笑)。
もちろんスーツを着るようなシチュエーションだと話は別ですが、普段はスニーカーかビーチサンダル、そのどちらかで過ごしていますね。

— ニューバランス以外だと、スニーカーはどのようなものがお好きですか?

小雀:基本的にはシンプルなものが好きなんですが、オールスターのキャンバスだとか、そういった定番ど真ん中的なものは最近履かなくなってしまいましたね。ニューバランスはハイテクっぽいんだけれど、ハイテク過ぎない。そういうところが好きでよく履いています。

— ニューバランスで一番好きなモデルはどれでしょうか?

小雀:M998を一番履いていますね。クッション性などの機能面もそうですが、コーディネートに合せやすいというのもポイントです。

— カラーは、やっぱりグレーですか?

小雀:そうですね。僕にとって、ニューバランスのシューズはグレーが基本です。先程の話と重複しますが、やっぱり洋服に合せやすいんですよね。どういう格好でも。あとは、同じグレーでもスエード部分とメッシュ部分だったり、素材によって色味が変わるという、その微妙なコントラストも好きですね。

— ちなみに、いわゆるスモール”N”とビッグ”N”ではどちらがお好みですか?

小雀:僕は断然、スモール”N”派ですね。やっぱり小さいほうが、バランスが良いと思うんですよ。大きいとマークが目立ちすぎてしまう気がするので。

— では、いわゆる1000番台、900番台のモデルがお好きなのでしょうか?

小雀:ビッグ”N”のものは、最初に買ったM576と、この前購入した『J.クルー(J.Crew)』別注のM1400だけ。あとは全部1000番台か900番台です。

— 現在はどのようなスタイルで合わせていますか?

小雀:普段は、Tシャツにショートパンツが多いですね。お客さんのところへ出向くときは、さすがにフルレングスのパンツを履きますけれど(笑)。あとは、チノパンかデニムです。
でも、1年のうち、3分の2ぐらいはショートパンツで過ごしていますね(笑)。基本的に厚着が苦手で、冬場でもあんまり厚着はしません。Tシャツの上に、アウターを羽織るくらいですね。
別に特別暑がりだとか、身体を鍛えているとかいうわけでは無いのですが(笑)、昔から薄着のうえにダウンジャケットとか、そんな感じなんです。

— なるほど。それでは、いよいよ、今回のカスタムモデルについてお話をお聞きしていきたいと思います。まず、これはどういったイメージでお作りになられたのですか?

小雀:これは、僕のデザインしているブリーフィングのバッグをイメージソースに黒と赤を基調にしつつ、ただ、あまり真っ黒いスニーカーというのは僕の好みではないので、クラシカルな雰囲気になるよう白を足しました。
ちょっと、アメリカくさいような配色の方が良いかなとも思って。あとはブリーフィングらしい雰囲気ですよね。

— 確かに、ブリーフィングらしい、少しミリタリーテイストを感じさせる仕上がりですね。こちらは、どういったスタイルに合わせたいですか?

小雀:やっぱりショーツです。あとは、ちょっとキレイめな格好でシャツに合わせても良いかもしれないですね。僕自身、春先はショーツにBDシャツを羽織るくらいの格好をよくするので、そんな感じで普段履きできるイメージです。

— 表革よりもスエードのほうがお好きですか?

小雀:スニーカー然り、革小物の場合は、表革よりもスエードのほうが合せやすい気がするんです。それと、表革って堅いイメージがあるじゃないですか。だから、表革のスニーカーは持っていないですね。

— 雨の日の足元はどうされているんですか?

小雀:雨の日もスエードのものを履きますよ。スエードのスニーカーを買ったらまず先にやるのが、防水スプレーを吹くこと。雨を弾くだけではなく、汚れも付きにくくなりますし。

— 今回のカスタムサービスを利用しての、率直な感想をお聞かせ願えますか?

小雀:楽しいのですが、非常に悩みます(笑)。実際、このカラーリングにするのに、何十パターンと試行しましたね。「こうかな? こうかな?」と悩みながら、最終的には、「これだったら買うかな」というところに落とし込めましたね。

— このサービスで、ここを改善したら良いだろうというポイントはありますか?

小雀:思った以上にいろいろいじれたので、不満はありませんね。さまざまなビジュアルで見れたので、非常に親切だなと思います。

— 最後に、これからのニューバランスに願うことは?

小雀:今くらいのスタンスでいて欲しいですね。求めるのは、一部でも「アメリカ製」ということにこだわってやって欲しいというぐらいですかね。
ニューバランスって、ナイキなどとはまた違う、調度良いポジションにいるブランドだと思うんですよね。あまりレトロ過ぎもしないし、かといってフューチャリスティック過ぎもしない、ちょうど真ん中くらいで。そのあたりが、好きなポイントなんです。色のイメージが白でもなく黒でもない、グレーというのも、そういうことなのかもしれませんね。

プロフィール

小雀 新秀(こすずめ しんしゅう)

大手バッグメーカーの企画デザイナーを務めた後、1999年、セルツリミテッドに入社。ブリーフィングやラップスといった自社ブランドのデザインディレクションを務める。1966年、東京都生まれ。
http://www.sellts.com/briefing/

現在、ニューバランス ジャパンでは、オフィシャルFacebookファンページにて、”44 styles of newbalance”と題して、日本を代表する44人のクリエイターがニューバランスについて語ったインタビュー動画が公開中。
リレー方式で44人、毎日更新されるスペシャルコンテンツとなっていますので、こちらもあわせてチェックしてみてください!

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