Photo:Yohei Kobayashi(P2)、Shuhei Nomachi(P6)、Daisuke Nishida(P7、P8)、Takuya Murata(P1、P3、P4、P5、P9、P11、P12)、Kazuki Miyamae(P10) | Text:Yuho Nomura(P9)、Keita Miki(P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P10、P11、P12) | Edit:Keita Miki
— 梅川さんは普段どんなシーンで「#てがき」をすることが多いですか。
梅川:お礼状を書くときが一番多いですね。あとは自分の名前を書いたり、サインをする時。感謝の気持ちを伝えたい時はなるべく手書きで書くようにしています。
— 普段はどんな筆記具を使用しているのでしょうか?
梅川:ボールペンと鉛筆がほとんどです。万年筆も3年ほど前に頂いて、所持してはいるのですが、中々使う機会が無いままここまで来てしまいました……。
— 万年筆やMontblancというブランド自体にはどんなイメージを持っていますか?
梅川:あまりこれまで万年筆を使ってこなかったこともあり、書きづらいとか、慣れるまでに時間がかかるんじゃないかといったようなイメージを持っていたのですが、Montblancの万年筆を使ったことで大きくイメージが変わりました。流れるように文字が書けるし、文字に濃淡が生まれるので、表現の幅も広がると思います。自分の中でのMontblancは格式、重み、歴史を持ったブランドとして認識しています。
— 「#てがき」が必ずしも必要とは言えない時代ですが、梅川さんが考える「#てがき」ならではの魅力はどんな部分にあるのでしょう?
梅川:舞踊家って、ものすごくアナログな職業なんです。それこそ精神性で言ったら江戸時代から変わらないことをやっているんですが、それでもこの流れの速い時代の中でもそれを求めてくれるお客様はいる訳で。そういう意味では「#てがき」も同じなのかもしれませんね。例え書くものが深い言葉じゃなくても、「#てがき」じゃないと出来ないこと、伝わらないことって確実に存在しているのだと思います。自分自身もそういうことを後世に伝えていける存在になりたいなと。
— それでは最後に、梅川さんが今日手描きで書いてくれたものについて教えてください。
梅川:4月に舞踊家としての活動1周年を記念した大きな公演を行ったのですが、様々な事情でそこに来れなかった自分のファンの方々に向けてお礼状を書かせてもらいました。ご報告と今の自分があるのは皆様のお陰ですという感謝の気持ちを込めて、文章を書いています。
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