#てがきでつたえる Montblancと考える「てがき」の意味 – 梅川壱ノ介 編

by Keita Miki

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Montblancと考える「てがき」の意味 – Emy Uno 編

— Emyさんは普段どんなシーンで「#てがき」をすることが多いですか。

Emy:幼い頃から絵は全て手描きで描き続けていて、逆にあまり電子機器に触れずに大人になったので、ペンを触るよりもiPhoneを触る方が苦手なくらいですね(笑)。手帳も手書きなので、iPhoneの中には本当に何も入っていないんです。昔は白いノートを買ってきて、そこに手書きでカレンダーを書き込んで、それを手帳にしていたこともありました。普通の人は多分そんなことしないと思うんですが、それが苦痛じゃないくらい、自分にとって「#てがき」は当たり前のことなんです。

— 普段はどんな筆記具を使用しているのでしょうか?

Emy:絵描きとは言っても美大や専門学校に通っていた訳では無く、落書きの延長線上として絵を描き始めたので、プロっぽい筆記用具を使うのは苦手ですね。なんてことないボールペンとかマジック、あとはたまに絵の具も使いますが、やはりペン状の筆記用具のほうが自分の手には馴染みます。

— 万年筆を使うのは今回が初めて?

Emy:子供の時、一度母に買ってもらったのですが、当時は全く万年筆の使い方が分からなくて(笑)。結局、正しい使い方は覚えないままでした。今日、久しぶりに使ってみて、色々と謎は解けましたけど。

— 実際にMontblancの万年筆を使用してみていかがでしたか?

Emy:普段、絵に陰影をつけたい時にはペンを持ち替えることが多いんですが、万年筆はペン先の角度によって色々と表情が変化するので、そういった点でも非常に便利だなと思いました。「意外と私向きじゃん!」って(笑)。Montblancってすごく大人なイメージで自分とは縁遠い存在だと勝手に思っていたので、こういった機会を頂けて、とても嬉しいです。

— 「#てがき」が必ずしも必要とは言えない時代ですが、Emyさんが考える「#てがき」ならではの魅力はどんな部分にあるのでしょう?

Emy:私、レコードも好きなんですが、「#てがき」の魅力とレコードの魅力は良く似ているように思います。一言で言うと、ロマンを感じるんですよね。レコードで例えると、音がズレていたり、テンポが途中で速くなったり、声がかすれていたり。そういった失敗も含めて、全てが作品になるし、ストーリーとして現代の私達に伝わる。全部がライブなんですよね。「#てがき」にも同じことが言えるのではないでしょうか。

— それでは最後に、Emyさんが今日手描きで書いてくれたものについて教えてください。

Emy:花って一見するとどれも同じに見えるんですけど、良く見ると花びらは1枚、1枚、形も違うし、色も違うんですよね。不揃いのものが重なることで、均等な美しさを演出しているんです。造花って綺麗なんだけど、完成され過ぎていて、私の中では”素敵”じゃないんですよ。だから私は花が好きで、花を描くことも好きなんです。手描きで全く同じものを描くことは出来ないから、不揃いのものを自分で色々と工夫しながら、綺麗に見えるように仕上げていくんです。そんな大好きな花でフレームを作って、真ん中にメッセージを入れてみました。

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