今行くべきヴィンテージショップ vol.02 世田谷・STRANGER

by Mastered編集部

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買い付けのインスピレーションは音楽や映画から

レジの奥には、店名の由来にもなった、ジム・ジャームッシュの映画『Stranger Than Paradise』のポスターが貼ってある。

岩尾さんと話していると、アレン・ギンズバーグやパティー・スミス、スパイク・ジョーンズやニルヴァーナやらジム・ジャームッシュ、トム・ウェイツまで……、アメリカンカルチャーの話がひっきりなしに出てくる。

ビートジェネレーションから始まるそれらの人々は、一貫してみんな同じ系譜をたどっているから面白い。

そんなカルチャーをバックボーンに持つ岩尾さんがバイイングする服は、彼らのポートレイトや小説の描写、映画のワンシーンなどで登場してきそうな、肩肘張らないで着ることができる気の抜けたアイテムばかりだ。

ミリタリー、デニム、ネルシャツなど90年代ムード漂うアイテムがラインナップ。

”着飾る”ではなく”馴染む”という観点で買い付けられた、素朴だけれど雰囲気のあるアイテムが充実している。そのなかには、以前の持ち主の性格さえ伺えるような、おかしな位置にダメージが入ったパンツやペンキの塗られたTシャツなどがあり、服の過去のストーリーが想像できてワクワクする。

「少し前に、”ノームコア”っていう言葉が流行ったじゃないですか。あれって個人的には流行りの言葉だとは全く思えなくて。コアってハードコアの”コア”だったり、”心臓”とかと一緒の意味なんですよ。だから結局はそれがない人が”ノームコア”をしても全然キマらないんですよね」