ジャポニズムなムードのジャケット。こういうカオスなアイテムこそ、古着をディグする醍醐味。
岩尾さんがそう話すように、ここでセレクトされている服もカルチャーを知ったうえで着て欲しいという意味が込められている。それゆえ、ベーシックなアイテムであるはずなのに、袖を通すとピリッとした緊張感を覚えることもあるのだ。
鮮烈なオレンジにアートのように白いペンキが塗られたTシャツ。どんな経緯でこのようなペイントが施されたのか、想像が掻き立てられる。
「でもだからって、その知識を全く知らない人が着てもよくてそういう子にはむしろ答えてあげたいと思うんですよ。そうしないと残っていく文化にならないと思ってるから」
カルチャー色が強い店は一見入りにくいイメージがあるが、ここの店は違う。
岩尾さん自身が先輩たちから色々なカルチャーを教わったということもあり、それらカルチャーを知らない人でも寛大に受け入れてくれる。
ヴィンテージの陶器やラグなど、インテリアアイテムも取り扱っている。
大きく襟ぐりが開いたTシャツなど、古着ならではの味のあるアイテムも見逃せない。
New Orderや岩尾さんが1番好きだというRadioheadなど、バンドTシャツも充実。フェスの前はここで調達するのもあり。