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Interview & Text : Yu Onoda | Photo:Shimpei Hanawa | Edit:Keita Miki
※ミックス音源はこちら!(ストリーミングのみ)
— Club STOMPがコロナウィルスの影響を受け始めたのはいつ頃からですか?
アキヒロ:3月の第2週目からですね。その前の週までは決まっていたスケジュール通りに営業していたんですけど、第2週目からキャンセルが出始めて、3月いっぱいで今までやってきた形態での営業はストップして、その後、お誘いを受けて、DJによる無観客の動画配信の撮影に1度だけ参加したんですけど、4月からは完全に営業自粛状態です。
— クラブシーンは配信に活路を見出そうという試行錯誤が全世界的に行われていますが、現時点でClub STOMP発信の動画配信は行われていないんですよね?
アキヒロ:はい。機材や技術もないので、いきなりはなかなか難しいですよね。
SHINDO:機材や技術があっても、そういう配信を見ると回線が安定しないとかね。
アキヒロ:リハーサルは問題なくやれてたはずやのに、本番で全員あたふたするとか。そうやって皆さん手探りでやられているので、それを商売にするのはまだ時間もかかりそうですし、そのためにはお金も必要ですし。現時点でもそういった課題がネックになっていますよね。
— 音楽的な話として、クラブでの音楽体験と配信での音楽体験は全くの別物ですしね。
アキヒロ:自粛が明けて、営業を再開されたクラブについてのニュースも見たんですけど、営業形態が制限されることで、店が提供したいもの、お客さんがクラブに求めているものが体験として得られへんなって。だから、自分がやりたいことともちょっと違うというか、難しいところですよね。
— でも、そうなると、4月以降、お店としては営業が出来ず、それでいて、家賃や人件費が出ていくだけの苦しい状況が続いている、と。
アキヒロ:そうなんですよね。でも、そのお陰で、今回のプロジェクトやこのインタビューがあるというか、クラウドファンディングも考えなきゃという矢先に早いタイミングでSHINDOちゃんから今回のプロジェクトの申し出があったので、まずはそっちの結果を見ながら動いていこうかなって。個人的には本当にありがたいことだと思ってます。
SHINDO:アキヒロには、こういう状況下でコンピレーションアルバムのアイデアを思い付くままにメールで送ったんですけど、なかなか返信が返ってけえへんからどうなんやろなと思って(笑)。向こうは向こうで考えてたりするのかなとも思ったんですけど、別にやって損することはないし、とりあえず動いてみよう、と。同時に、UC EASTにも「何人か誘ってくれへん?」って話してみたら、一日で参加者が18人集まって、企画に現実味が出てきたというか、アルバム1枚どころではとても収まらなくなってしまったという。
— それはいつの話ですか?
SHINDO:最初にお誘いのメールを送ったのは4月1日ですね。
UC EAST:その頃、他のクラブとかはクラウドファンディング的なことを始めていたタイミングです。
SHINDO:STOMPは音楽の箱やし、ホントに面白いアーティストがいっぱいいる箱なので、それやったらコンピを作ったほうが面白いんちゃうかなって。僕自身、こういう事態にならなかったとしてもSTOMPのコンピは1回作ってみたいと思っていたんで、ある意味、いい機会かなと思ったんです。
— 個人的に、音楽に携わっているアーティストが作品制作を通じて、この逆境をポジティブに変換しようというスタンスに大いにシンパシーを覚えました。
SHINDO:コンピのために動き出した時点で、みんな「外出られへん、マジでめっちゃヒマ」って感じになってたから、誘った人は制作に集中して、余計なことを考えへんようになるやろなって。そういう意味でアーティストにとってもいいんじゃないかなと思いました。
— 今回のコンピレーションには、コンパイラーとして設定したテーマはありましたか?
SHINDO:僕が声をかけさせてもらったのはSTOMPで印象的なプレイやライブをしていた人たち。そういう人たちしか誘ってないです。
Phonehead:STOMPで繰り広げられてきた音楽の強度の高さ。このラインでしょっていう基準が何も言わなくてもみんなの間で共有されているところがこのコンピのすごいところだと思うんですよね。
— 3枚のアルバムとEP、収録曲は全42曲。そのなかにはハウス、テクノやベースミュージック、アンビエント、ノイズ、インストにヴォーカルチューンまで、様々なタイプの楽曲が含まれていますけど、寄せ集め的なものではなく、全作品に一貫して流れるもの、ある種のまとまりがありますよね。
Phonehead:明らかにありますよね。
SHINDO:聴いていると全体的にマイナー調の曲が多いというか(笑)、ジャンルに関係なくSTOMPの匂いが思い出されるんですよね。
Phonehead:(笑)。アンダーグラウンド・パーティー・シットってことですか?
SHINDO:(笑)。そうそう。
SPINNUTS:あと、STOMPは大阪の他のクラブと比べても、出入りしているトラックメイカーの比率が高いんですよ。そういうSTOMPの特色もこの作品には表れている気がしますね。
— しかも、面白いのは、この作品は関西ローカルで活動しているアーティストだけでなく、東京や名古屋といった他の街を拠点にしているアーティストが参加しているところ。
SHINDO:STOMPで深い爪痕を残した人に声をかけたので、そうなると必然的にBushmindさんも入ってくるという(笑)。BushmindさんはSTOMPで『2×4』というレギュラーパーティをやってるし、最初は一緒にやってるOoshima(Shigeru)さんに曲を提供して欲しくて声をかけたら事情があって、それは叶わなかったんですけど、OoshimaさんがBushmindにすぐに話を通してくれて、それを受けて、トラックもすぐに届いたんです。
— 人から人に繋がって、トラックが届くところもダンスミュージックならではのコネクションですよね。
SHINDO:断る人、ギャラをくれっていうヤツはさすがにいないやろって思ったし。
oboco:声掛けたなかで断られた人はいませんでしたからね。あと曲を作る際にSTOMPということでイメージしやすかったってこともあるんじゃないですか。
UC EAST:私が誘った時、みんな待ってたって感じやった。STOMPのために何かやりたいけど、自分から働きかけるのが難しいから、逆に「声かけてくれてありがとう」って言われることの方が多かった。
Phonehead:僕は4月4日にUC EASTからすごく慌てたメールが来て、STOMPのコンピレーションのためにトラックメイカーを募集するという旨の内容やったんが、僕はDJであって、ビートは作ってないって返したら、「DJでもいいんかと思ってたー」っていうメールが来ましたからね(笑)。そういうスピード感やったんかなって。
UC EAST:(笑)。でも、そのお陰で、Phoneheadにこのプロジェクトのステートメントを書いてもらうことになったんですけどね。
— Asparaくん、obocoくんもトラックメイカーではなく、DJですよね。今回のプロジェクトではどんな役割を担ったんですか?
oboco:僕は飛び道具的な感じです(笑)。
アキヒロ:Asparaくんとobocoさんは(東京・幡ヶ谷のクラブ)Forestlimit周りのアーティストに声かけてくれたんですよ。
oboco:他の人が声を掛けた人を把握しつつ、それだけではカバーしきれない人たちに僕とAsparaくんでアプローチしました。例えば、ゑでぃまぁこんの元山ツトム(Ztom Motoyama)さんとか。元山さんはSTOMPでライブをやったのは1回だけなんですけど、その時に「STOMPいいなー」ってことを言ってたので、お願いしたら参加してくれるかなって。
アキヒロ:モツさんが参加してくれたのはめっちゃアガりましたね。
oboco:あとはyudayajazzさんとかAIWABEATZさんとか。
— Asparaくんは?
Aspara:僕もobocoくんと同じで、他の人が声をかけていないSTOMPに所縁のある人、例えば、AVVだったり、metome、okadadaさん、Albino Soundなんかを誘いました。
— さらに同じく参加アーティストとのリレーションに携わったUC-EASTさんは、DJでもトラックメイカーでもなく、ペインターという。
UC EAST:そう。私はただのパーティ好きです(笑)。
SPINNUTS:フロアで叫ぶ「いったらんかい!」でお馴染みの(笑)。あと、UC EASTはSTOMPで『純』っていうパーティをやっているんですよ。
UC EAST:一応ね(笑)。オーガナイザーといいつつ、ただ、フロアで遊んでるだけなんですけど。
Phonehead:『純』といえば、面白い話があって、朝方、これで終わりやっていう流れになったんですけど、客が帰らへんくて、最終的にはしびれを切らしたUC-EASTが「お前ら、はよ帰れや!」ってキレたんですよ(笑)。
SPINNUTS:その時のパーティーでのUC EASTの写真がコンピのVol.2の裏ジャケに使われているんですよ(笑)。
UC EAST:客が帰らへんくて、私が悩んでる写真ですね。
— はははは。そして、各人が手分けして、最終的にはアルバム1枚に収まりきらない曲が集まったと。
SHINDO:正直言うと、最初はフィジカルで出すことは考えてなかったんですよ。
アキヒロ:でも、周りの友達が「フィジカルで出えへんの?」って言ったこともあって、じゃあ、作ろうかって。
— そうなると、曲順だったり、アートワークやデザインだったり、パッケージとしてどうまとめるかという話にもなりますよね。
Phonehead:曲順は僕が考えました。到着順に曲を並べるのが公平なのかなって思ったんですけど、それだと面白みがないので、それをさらにアルファベット順に並べ替えてみたら、たまたま、アルバムの展開が面白いものになったという。
UC EAST:アルバム・タイトルは、PhoneheadがアキヒロのDJ名”未知との遭遇”から”遭遇”を意味する『The Encounters』っていう言葉を付けたんですけど、そのタイトルを踏まえて、私が絵を描くにあたって、最初は自分が描いてる絵そのままにしようとも考えたんです。でも、Phoneheadが考えたアルバム・タイトルに寄せたいなと思って、改めて映画『未知との遭遇』を観直したんです。そうしたら、UFOが発する光を浴びた主人公が光を浴びた側だけ日に焼けるっていうシーンがあって、今回描いた人間も主人公と同じような影を付けたんですよ。そして、Vol.1からVo.3でジャケットの色を変えたのもVol.1の赤はこの現状に対して怒りで燃えている色、Vol.2のグレーがかった紫は鎮火したような、煙がかった色、そして、Vol.3.の緑は草木が生えるイメージ。そういったことをひっくるめて、今まで自分が描いたことのない絵にしたかったので、これまであまりやってこなかったデジタルで描いてみたんです。そして、裏ジャケはみんなで話し合って、Vol.1のSTOMPのフロア、Vol.2がDJブースで私が死んでる姿(笑)、Vol.3がSTOMPのミラーボール。だんだん上に上がっていくイメージですね。
oboco:追加のEPとミックスCDはどういう経緯で付けることになったんですか?。
UC EAST:アルバム3枚が固まった後、自分も参加したかったって言ってきた人が何人かいたのと、クラブにおいてはDJが主体だったりするし、格好いい人もいっぱいおるから、DJにミックスも作ってもらおうと。そこでみんなで話し合って、全会一致でnutsmanにお願いしよう、と。それで口説く気満々に電話したら、DJの時に使おうと思った曲はすでにBandcampで買って持ってたんです。
Phonehead:頼んだ時、納期が1週間という短いタイミングだったんですけど、二つ返事でOKしてくれたし、もちろん、ギャラもいらないって言ってくれたんです。
UC EAST:それから、またデザインの話に戻るんですけど、EPの裏ジャケにはアキヒロ、ミックスCDにはobocoくんの写真を使っています。
SPINNUTS:今回、裏ジャケのデザインは僕が担当したんですけど、STOMPに来たことのある人が笑えるようなものになってます。
UC EAST:あとフィジカル盤は巾着袋に入れた仕様になっているんですけど、それもまた『未知との遭遇』がモチーフになっているんですよ。
アキヒロ:うちが使ってるミラーボールは安物で、部分的に剥がれているんですね。
UC EAST:でも、Vol.3の裏ジャケに使っているミラーボールの写真は綺麗な面が映っているので、巾着袋ではうちらがデススターと呼んでいる反対側のボロボロの面を使おうと。そこで思い出したのが、みんなが集まって、宇宙船と遭遇する『未知との遭遇』のラストシーン。その宇宙船をSTOMPのミラーボールに変えた絵を巾着袋にプリントしたんです。
— まだ、現物は手に取ってないんですけど、STOMPへの愛情に溢れたアイテムになっているんですね。
UC EAST:しかも、4月頭に話が始まって、25日に配信でリリースしたんですけど、20日くらいまでにはみんなに仕上げてくれたんですよ。
SHINDO:遅れることを見越して、納期を早めに設定したのに(笑)、遅れた人もいませんでしたからね。
— 今回の制作作業を通じて、営業できないSTOMPについて、あるいはもっと大きな意味でのクラブという場についてどんなことを考えられましたか?
oboco:僕は物流関係の仕事をしていて、緊急事態宣言が出ても全く仕事が止まらなかったので、そこに非日常的なものを感じなかったし、空いた時間も無いから改めて音楽とじっくり向き合う機会とかもなかったんですよ。そうかと思えば、普段もクラブに行くのは月に1、2回だったりするし、DJやオーガナイズも今はほぼやっていないからUC EASTさんほどダンスフロアに対する大きな喪失感はなく(笑)、歳を重ねていくなかでクラブや生活のなかの音楽の存在感が希薄になってきたことをぼんやり感じてたら、このタイミングで仕事以外での人との関わりを遮断され、やっと自分が音楽と共に人間として生きていた時間があったことに気づかされた次第ですね。
Aspara:僕はクラブを経営しているわけでも、音楽を生業にしているわけでもないので、正直、僕のなかで音楽との距離感はさほど変わってないですね。ただ、以前はDJをする場としてのクラブがなくなるのはイヤだという意識はあって、自分なりに出来る限りのことをやってきたつもりなんですけど、そういう日々を過ごしているうちに、パーティに固執して、クラブでしか表現出来ないものがあると考えるようになっていたんですね。でも、今回の緊急事態宣言下でクラブが営業出来なくなった時、配信だったり、この状況下から発展する何かがあるんじゃないかと考えられるようにはなって、その一つが今回のコンピレーションだったりもするし、今は現場があって縮まる距離感とは違う距離の縮め方を自分なりに模索していて、至ってポジティヴに考えていますね。
— あと、今回、フィジカル盤の売り方が通常とは異なるとか?
アキヒロ:もともとはSTOMPと同じビルに入っているnaminohana recordsに納品して、その売り上げを全額お店に渡したいと考えたんですけど、こういう状況になって苦しいのは、もちろん、クラブに限った話ではないですからね。だから、今回、参加してくれたみんなにお金じゃない部分で何か還元したいと思って、みんなと関わりのある全国のクラブやレコードショップにちょっとずつ納品して、その売り上げを全額お渡しすることになっています。
Phonehead:だから、このプロジェクトはSTOMPドネーションからプロジェクト絆JAPANに発展したんですよ(笑)。
アキヒロ:そう言ってるのはPhoneheadだけですから!。
Phonehead:最初に言い出したのはobocoくんって聞いてますよ?
— (笑)。せっかくの建設的な話を茶化さないでください。
UC EAST:アキヒロの意向として、参加してくれたアーティストの音楽を広めたいということもあるので、東京だけじゃなく各地のお店にアポ取って、アルバムを置かせてもらう予定です。
— そんなUC EASTさんにインタビューの締めの言葉を頂戴したく。
UC EAST:配信は配信で今後発展していく余地は大いにあるとは思うんんですけど、やっぱり、フロアで踊りたいですねー。
SPINNUTS:そうじゃなくて、「いったらんかい!」って言った方がいいんじゃないの?(笑)。
UC EAST:いや、それはフロアでしか言わない(笑)。
Phonehead:(笑)。「いったらんかい!」はリアルなんですよ。
— では、最後にご多忙ななか、アキヒロくんがDJ未知との遭遇として制作してくれたDJミックスについてコメントをお願いいたします。
アキヒロ:収録されてる音源のほとんどがnaminohana records、EBBTIDE RECORDS、mole musicで教えてもらったり出会ったりした音楽と友達のトラックです。いつも恰好良い音楽を教えてくれる先輩たちには本当に感謝しかないです。内容はオールディーズやレゲエなどを中心としたラウンジっぽいセットとダンストラックのセットとの2部構成になってます。STOMPで過ごしたことで否応無く受けた影響を落とし込んだものになってるので店に来たことない人に聴いてもらえると嬉しいです。
2020年7月1日(水)リリース
価格:3,000円(税込)
仕様:CDR3枚組(Vol.1 / Vol.2 / Vol.3)、downlode code(Extended / DJ Mix by nutsman)、巾着袋パッケージ
■取扱店舗
Forestlimit(東京)
TRASMUNDO(東京)
BUSHBASH(東京)
Club STOMP(大阪)
naminohana records(大阪)
EBBTIDE RECORDS(大阪)
atmospäre(大阪)
タラウマラ(大阪)
POL(大阪)
voyagekids(大阪)
Cafe&Curry Buttah(大阪)
Mole Music(奈良)
pleased to meet me(奈良)
汎芽舎レコード(兵庫)
外(京都)
spazio rita(愛知)
ひかりのラウンジ(愛知)
Studio SONIC(長野)
2NICHOUME PARADISE(三重)
bar txalaparta(徳島)
DJ BAR HIVE(福岡)
sound space α(福岡)
SEXTANS(福岡)
club BETA(長崎)
大福RECORDS(WEB)
■ステートメント(Text:Phonehead)
この『The Encounters』と題されたコンピレーションアルバムはCOVID-19の世界的蔓延を受け、2020年4月25日現在、営業自粛を余儀なくされている大阪東心斎橋の「老舗」と呼んでも差し支えのないキャリアを持つClub STOMPのドネーションとして企画されました。
楽曲を提供した総勢36組のClub STOMP所縁のアーティストたちの名前を列挙するだけでもこれまで同店が結んできた広範に及ぶ「縁」のあり方を見て取れると思います。
最近の状況下の中では「在宅のお供に」という言葉と共に音楽は発表されています。それになぞらえるならば、当コンピレーションアルバムの収録曲はホームリスニングで自宅待機生活に潤いを与えるメディテーティブな楽曲から、あまりにも扇情的で自宅待機を困難にしかねないダンスフロア仕様のハードバンガーまでが揃っています。言い換えるならば、これらの音楽は「部屋」や「家」の意味を再定義することの一助になり得るということです。
これらの音楽から現状を形成している一次的・二次的要因を注視し続ける気力や、それらを一時的に少し頭の隅に追いやる休息を獲得してもらえれば幸いです。
「ポストパンデミック」という言葉が指し示すところは、例えCOVID-19の疫害が収束しても世界は元通り復旧されない、ということに他ならず、言葉にすると陳腐に聞こえかねない「私たちの生きていかなければならない新しい世界」は実は既に現前化しつつある。この「新しい世界」がどのようなものであるべきかを思考するトレーニングをこのコンピレーションアルバムとともに始めましょう。
また、タイトルになったThe Encounters(遭遇者たち)はClub STOMPの現店長アキヒロ氏の二つ名である「未知との遭遇」から着想を得ました。東心斎橋のとある界隈を象徴する人物の一人として、また私たちはアキヒロ氏並びにClub STOMPとの遭遇者であることを表明するものです。
COVID-19により被災した全ての方へのお見舞いと共に、来るべき新しい世界での再会への祈りを込めて、ここに『The Encounters』を発表します。