カンパニー松尾の「華麗なるおっぱい」 東条蒼編

by Keita Miki

スニーカーや古着と同じく、男ってやつはとにかく「おっぱい」に弱い。では、そんな僕らが夜な夜なお世話になっている"華麗なるおっぱい"は、一体どのように世に生れ落ち、どのような経緯を辿って我々の目の前に現れることとなったのか。もちろん、それが作中で語られている大人のビデオだって、たくさんあるにはあるのだが、そんなものは大抵早送りして、見もしないってのが男の性である。
けれども、そこには様々な価値観や考え、そして人生とストーリーが詰まっている。我らがハメ撮り隊長ことカンパニー松尾による人気連載『カンパニー松尾の「華麗なるおっぱい」』は、毎回、1人のAV女優にフィーチャーし、文字通りその”華麗なるおっぱい”の真相に迫っていくという、時に楽しく、時にちょっぴり切ないインタビュー企画(巻末にはカンパニー松尾による最近お気に入りの”カレー”を紹介するオマケ付き!)。
第7回のゲストとして登場してくれるのは、東条蒼。
※過去の 「華麗なるおっぱい」はこちらから。
※カンパニー松尾 × MasteredのコラボレーションTシャツはこちらからチェック。

Photo:HMJM | Interview:Company Matsuo | Text&Edit:Keita Miki | Starring:Aoi Tojo

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AV女優をやっていますけど、有名人になったつもりは無いし、AVに出ているっていう意識も無いです。(東条蒼)

松尾:またまた久々の更新となってしまいましたが、まずは定番の質問から。東条さん、年齢はおいくつですか?

東条:22歳です。

松尾:僕はこれまで東条さんを2度ほど撮影させてもらっていますが、デビューは何年でしたっけ?

東条:21歳の時なので2019年ですね。

松尾:DVDが発売されたのが2019年の2月だから、実際の現場デビューはその何ヶ月か前ってことになりますよね?

東条:はい、そうですね。

松尾:僕が初めて撮影させてもらったのは2019年の夏ごろなので、デビューしてからわりとすぐに会ってることになるんですね。ちなみにご出身はどちらですか?

東条:神奈川県ですね。

松尾:普通に小、中、高と出て、高校を卒業後に働き始めたんですよね。小さい頃はどんな子供だったんですか?

東条:幼稚園の時は、ボスみたいな感じ(笑)。よく親が幼稚園に呼び出されていたようです。「ズルをしてババ抜きに勝とうとする」とか「セーラームーンごっこは自分がセーラームーン役じゃないとやらない」とか、自己中心的な部分が多々あったようで……。

松尾:今の東条さんとは随分違いますね。兄弟はいるんですか?

東条:兄が1人います。

松尾:じゃあ1人っ子でわがまま放題って感じでも無かったんですね。家では大人しかったんでしょうか?

東条:そうですね、お兄ちゃんには逆らえないので、大人しくしてました(笑)。

松尾:その反動が幼稚園で現れていたのかもしれないですね。小学生の時は?

東条:低学年の時はピアノをやっていたんですけど、高学年になってからは地域のバスケットボールチームに加入して。そこから活発になってきて、男の子やキャピキャピした女の子とも話せるようになったんです。

松尾:活発になってきたことによって、女の子としての目覚めはありましたか? 例えば好きな男の子が出来たりとか。

東条:ありましたよ。小4、小5くらいですかね。

松尾:オナニーとか性的な目覚めはまだですよね?

東条:それは中学生くらいからですね。中学生になって、初めての彼氏が出来ました。

松尾:あら、早いですね。どんな人だったんですか?

東条:小学生の時から好きだった人です。でも、その人とはキスまでしかしてないですよ。

松尾:そこから先に進んだのは?

東条:中学校3年生で、イチャイチャくらいまでですかね。最後まではしてないですけど。

松尾:はいはい、なるほど。ちなみに東条さんの学校内でのカーストはどの辺りだったの?

東条:最初の方は結構上にいたんですけど、途中でバスケ部を辞めちゃって、最終的には真ん中くらいに落ち着きました。

松尾:今のところ、至って普通の子ですね(笑)。

東条:オタクでも、ギャルでもなく、本当に普通の子でしたよ。

松尾:学校は好きだった?

東条:うん、好きでしたね。

松尾:健康的に真ん中にいたんですね。特に病んだりすることもなく、すくすく育ったと。

東条:1回だけ病みそうになったことがあって(笑)。さっき話した初めての彼氏なんですけど、中学2年生の時に転校しちゃったんですよ。で、どうやらその転校の原因が私だったようで……。

松尾:それは具体的にどういうことですか?

東条:学校でヤった、ヤってないとかって噂になっちゃったんですけど、その彼の親がすごく厳しい人で「そんな子がいる学校に行かせたくない」って、強制的に転校させられてしまったらしく……。その男の子は友達も多くて、明るい人だったので、その日から色々とバッシングを浴びました。その後、何故か後輩からも先輩からも”あいつはヤれる”みたいなポジションに思われちゃって(笑)。

松尾:でも、実際にはヤってない訳でしょ?

東条:そうなんですよ! ひどーい!

松尾:転校しちゃった男の子とは、その後、連絡は取らなかったんですか?

東条:私が高校生の頃に1回会いました。

松尾:おぉ、なんだか映画みたいじゃないですか。

東条:SNSがちょうど流行り始めた頃で、そこで繋がって「久しぶり!」って感じで。高校生くらいで1回会って、そこからまた会わなくなって。で、20歳の頃にまた遊ぶ機会があって、とりあえずヤリました(笑)。

松尾:念願の(笑)。

東条:小4からの恋が遂に(笑)!

松尾:実際、どうだったんですか?

東条:うーん、期待値を上げすぎましたね(笑)。

松尾:あーなるほどね。魔法、かかっちゃうと思ってた? 「すごーい!」みたいな。けど、女の子って本来は好きならそれで良いんじゃないの? あー、でも既にその時には違う味を知ってたんですもんね。

東条:向こうも緊張してて、イケなかったんですよね。どっちが悪いって訳じゃないんだけど、気まずい感じで終わっちゃった。

松尾:リベンジはしなかったんですね。でも、それじゃ満足出来ないですよね? だって、その頃の東条さんはもうセックスファイターとして出来上がっている訳で。

東条:はい、完全に出来上がってますね。