対談:Seiho × 木村太一

by Yu Onoda and Keita Miki

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— 木村さんはSeihoくんの音楽に対してはどんな感想をお持ちですか?

木村太一:最初に観たのは、BOILER ROOMですね。花をいけながら、ライブをやってて、その時点で大嫌いでした(笑)。いや、でも、音楽は格好良かったですよ。その後、CM制作の時に会って話したら、タイプは全然違うんですけど、近すぎず、遠すぎず、もの作りにおいて重要な客観性を保ったまま、不思議と色んなところが繋がって、光と陰じゃないですけど、Seihoくんとの関係はいいバランスなんじゃないかなって。

— そんな対極的な2人による今回のプロジェクトは、昨年制作したというSeihoくんと5lackのコラボ曲”Wareru”が発端になったそうですね。

Seiho:はい。2018年の5月ごろ、KID FRESINOと5lack、僕の3人で”Fool Me Twice”(KID FRESINOのアルバム『ai qing』収録曲)を作っていた時、並行して5lackと「一緒に曲を作りたいね」という話をしてて。僕がアメリカツアー中、スケッチ的に作った曲を何曲か送ったら、5lackがラップを乗せて返してきたのが今回の”Wareru”です。それとは別に、太一くんとも「何か作ろう」と話していたので、5lackと作った曲を彼にも送って、いいタイミングを待つこと1年。Levi’s®から今回のスマートジャケットのプロジェクトの話を頂いて、「これはいいかもしれない」と。