Photo:Kazuki Miyamae | Styling:Takuya Raita | Text&Edit:Nobuyuki Shigetake
ファッションアイテムとしての市民権を得たのはここ数年の印象だが、ことアウトドアに於いては、意外にも歴史を積み重ねているミドルレイヤー界の大定番アイテム。
言わずと知れたTHE NORTH FACEの『SUMMIT SERIES』から、900フィルの光電子Proダウンを使用したインサレーションジャケットをピックアップ。擦れの多い肘から先には耐摩耗性素材である”PERTEX Quantim DIAMOND FUSE”を採用しているため、強度に関しても折り紙つき。”Ultimate”の名に恥じない、圧倒的な仕上がりだ。
着膨れ度:■■■■□
バッフル構造の細分化によって、保温性は高いながらアウターのシルエットへの干渉は少ない。
保温度:■■■■■
極地遠征者やクライマーから支持される、安心安全の保温設計。
着まわし度:■■■□□
フードの収納は不可。
【お問い合わせ先】
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STONE ISLAND(ストーンアイランド)のデザイナーとCP COMPANY(CP カンパニー)のデザイナーがタッグを組んで生まれたTen Cからは、独特な存在感を放つグリーンカラーが印象的な『PRIMALOFT QUILTING MID LAYER』をピックアップ。デザイナーが”死ぬまで着られる洋服を作りたい”という思いを込めて製作した秀逸なギアたちは、少々値は張るが、一生モノのクオリティ。
着膨れ度:■■■■□
ミドルレイヤーに最適な、程よくタイトシルエット。
保温度:■■■■■
体から発散した熱を閉じ込め、外部の冷たい空気を遮断する効果を持つプリマロフトを採用。
着まわし度:■■■□□
クラシカルなウールコートに合わせて、色や素材とのコントラストを楽しみたい。
【お問い合わせ先】
Ten C
https://www.ten-c.it
ポーランドのダウンガーメンツブランド、AURAの特徴はアウトドア、ミリタリーフィールドで培った経験と生産体制を、アーバンユースに適した機能的なギアへと落とし込んでいる点。そんな同ブランドの定番アイテムである『T-Shirts』は、素材に耐久撥水加工を施した軽量ファブリック”EVEREST”を採用。稀少かつ高品質なポーリッシュダウンは、95/5、800cuiのフィルパワーを誇る。
着膨れ度:■■□□□
ダウン量は少なめ。名前の通り、ほぼTシャツ感覚、とまではいかないが厚手のニットやヘビーオンスのスウェットなどに近い着用感。
保温度:■■■□□
ショートスリーブなりにハンディキャップはあるにしても、ストレスフリーな腕周りが嬉しい。
着まわし度:■■■■■
首元のジップを用いて、レイヤードを楽しむこともできる。
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BARRIO
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都市と自然をシームレスに繋ぐGOLDWINによるダウンカーディガンは、そのモダンなルックスはもちろん、ブランドの矜持を窺い知ることができる高い実用性と機能性がポイント。表地には、軽量性と強度のバランスに優れたナイロンタフタを使用。中綿には、遠赤外線効果で自然な暖かさが持続する光電子®ダウンを封入している。
着膨れ度:■■■□□
ダウン72%、レーヨン20%、フェザー8%の好バランスが醸し出す柔らかな雰囲気が特徴。
保温度:■■■■□
光電子®ダウンの特徴は、少量でも効率よく保温できる点。着用者の体温に応じて温度が変わるため、室内に移動した際のオーバーヒートを避けることもできる。
着まわし度:■■■■■
カジュアルスタイルからスーツスタイルまで、幅広いスタイリングに馴染むミニマルなルックス。
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Goldwin Marunouchi
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