Kick a Show meets NIKE TECH PACK

by Keita Miki

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NIKE SPORTSWEARのナイキ テック フリース バーシティジャケット 15,000円(NIKE CUSTOMER SERVICE TEL:0120-6453-77)、soeのシャツ 25,000円(M.I.U. TEL:03-5457-2166)、AMERICAN RAG CIEのカットソー 7,500円(AMERICAN RAG CIE Shinjuku Flags TEL:03-5366-5425)、ALLEGEのパンツ 32,000円(COLORS.inc TEL:03-5778-3782)、SOFT CREAM × BEAUTY&YOUTHのバケットハット 4,500円、その他スタイリスト私物

— 当時のKick a Showくんの目に、東京のクラブはどう映ったのでしょう?

Kick a Show:人間関係に関しては、意外と1人繋がってしまえばみんな友達だったりするので、そこは新潟と似ている部分だったのですが、流れてる曲がめちゃくちゃトレンディで感動しましたね。「今流行ってるのはこれなんだ……」みたいな衝撃があって(笑)。ZEN-LA-ROCKさんや、Threepee Boysのお三方と交流を深めたのもこの時期です。

— 印象に残っているイベントは何かありますか?

Kick a Show:Threepee Boysのお三方が今は無き渋谷のLamafaでやっていた『Threepee Times』っていうパーティーは良く覚えています。「サウスのトラップのMVがやばい」ってテーマで、ゲストにGhetto Hollywoodさんを呼んで、音楽も一切かけずにGhetto HollywoodさんがサウスのトラップのMVを永遠と解説していくんですが、非常に勉強になりました。

— 東京に出て来たことで何か自身の心境に変化はありましたか?

Kick a Show:何のタイミングでもなかったんですけど、なんとなく歌い始めたことで、自分のやりたいことを見いだせたっていうのが一番大きいですかね。多分、それは新潟にいたら出来なかったことだと思いますし、月並みですが、東京で歌を歌い始めて良かったなと思います。

今年の『FUJI ROCK FESTIVAL ’17』ではMONDO GROSSOのライブにもゲスト出演していましたよね。僕も会場で見ていたんですが、すごく良いライブでした。

Kick a Show:僕、新潟県民なんですけど、フジロックには出るどころか、遊びに行ったことすら無くて。トラックメイカーのOhm(Sam is Ohm)が客席で見ていたそうなんですが、感想を聞いたら「一番最初、泳いでたよ」って言われましたね。緊張でガチガチで自分では音に乗って出て行ったつもりなんですが、もうそれが客席から見ると泳いでいるようにしか見えなかったという……(笑)。でも、歌い出してみたら環境も音も良いので、自然と緊張もとけてきて。気持ち良かったです。

— MONDO GROSSOや、先ほど話に出て来たZEN-LA-ROCKなど、他のアーティストにフィーチャリングされる機会も増えて来ています。Kick a Showくんは歌い手として、自分はどうありたいと考えていますか?

Kick a Show:クラブにいるとシンガーってあまり出会わない人種じゃないですか。でも、僕はあくまでシンガーとしてやっていきたいなと思っていて、僕が歌えば「あ、Kick a Showだ」って言われるくらいには、しつこく歌い続けていきたいですね(笑)。