Photo:Shuhei Nomachi、Text&Edit:Fumihito Kouzu
80年愛され続けている完成されたスタイル
1932年から14年続けてバドミントンのワールドチャンピオンシップを獲得した名プレイヤー、ジャック・パーセルの名が付けられた『JACK PURCELL』は、今で言うシグネチャー モデルの走りと言える存在だ。
発売当時、最高水準の耐久性と快適性を備えていたため、バドミントンプレーヤーだけでなく、多くのテニスプレーヤーも愛用していた。
シンプルで洗練されたフォルムに、“スマイル”と呼ばれるトウに入れられたラインと、かかとに付いたラベルの“ヒゲ”が適度なアクセントとなっているデザインは、ファッションシーンでも支持された。‘90年代にはニルバーナのカート・コバーンが着用したことで、ブラックの『JACK PURCELL』が大きなブームに。
『CHUCK TAYLOR』と並び、[converse(コンバース)]を代表するモデルである『JACK PURCELL』は、2015年に80周年を迎える。アニバーサリーモデルなども期待したいところだが、オーセンティックなものが見直されている今、改めてベーシックな『JACK PURCELL』を履いてみてはどうだろうか。
アッパーにキャンバスを採用した定番中の定番。モノトーンベースのモデルだと、“スマイル”と“ヒゲ”がよりクローズアップされる。ワードローブに1足は入れておきたいスニーカーだ。