来年80周年を迎える不朽の名作。『JACK PURCELL』再燃!

by Mastered編集部

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スタイリスト松川総さんが語る『JACK PURCELL』の魅力。

ファッション誌、アーティストのスタイリングを中心に活躍中の松川総さんは、自他ともに認める『JACK PURCELL』好き。『JACK PURCELL』のどんなところに惹かれるのか。話を聞いた。

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— 松川さんが初めて『JACK PURCELL』に出会ったのはいつ頃ですか?

松川:初めて履いたのは中学生の時ですね。ちょうどファッションに目覚めた頃で。学ランにどの靴を合わせて履くかっていうのが、大きなテーマで(笑) 当時はハイテクスニーカーのブームもあったんですけど、それだと主張し過ぎな感じがあって。周りはいわゆるローテクのスニーカーを履く人が多かったんですけど、僕は『JACK PURCELL』派だったんです。

— 『JACK PURCELL』の何が良かったのでしょう?

松川:一番はフォルムですかね。そしてデザインのシンプルさ。で、シンプルなんだけど“スマイル”と“ヒゲ”があるから、『JACK PURCELL』だっていうのは分かるじゃないですか。ほんのちょっとしたことなんですけど、シンプルだけどディテールでそれだと分かるって凄いことだと思うんですよ。

— 好きなカラーとか素材ってありますか?

松川:最近はレザーが好きなんですけど、一番最初に買ったのは白のキャンバスでしたね。黒のキャンバスは履き潰しては買い直してっていうのを繰り返しています。それから昔、古着屋で働いていたからってこともあるんですけど、リサーチ中とかに状態が良くてサイズが合うものを見つけると、テンションが上がってついつい買ってしまいますね(笑)

— 今日は私物をいくつか持って来て頂きました!

松川:クリームがかったホワイトのモデルが’70年代のものですね。状態が良いものが運良く見つかったので、大事に履いています。レッドとホワイトのレザーのモデルは’90年代の『JACK PERCELL』です。くたっとしてきても革の質感がいい具合なんですよ。で、ブラックのレザーが1年ぐらい前に買い足したもので、これは今日おろしました(笑) で、履かせて頂いているのが今季も展開している定番のキャンバスモデルですね。ベースは変らないんですが、年代毎にちょっとずつシルエットだったり、素材感が違うのも良いんですよ。それぞれに、それぞれの良さがありますね!

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— 『JACK PURCELL』はどんなスタイリングに履くのがおすすめですか?

松川:ノームコア、ベーシック、オーセンティックなどが現在キーワードになっていますが、そういう時代だからこそ『JACK PURCELL』の魅力が活きてくるのではないかと思います。定番中の定番で、音楽で言えばビートルズみたいなイメージなんです。いつも聴いていて、たまに飽きてもまた戻ってくるし、何回聴いてもやっぱりいいよなと思える存在というか。シーズンによって履く頻度は違うかもしれないけれど、常に家に置いておきたいものなんです。スタイリングを限定するというよりは、色々な人に、様々なスタイルで履いてほしいスニーカーですね。

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