UFCとパンへの想い
宇野：あと気になってるモノと言えば…プロテインを飲んだりしてますね。今まで飲んでたのとは変えて、ゴールドジムのを飲んでます。アミノ酸とかあんまり飲んでいなかったんですけど、BCAAってやつなんかを飲み始めました。
— やっぱり違うんですか？ 銘柄によって。
宇野：なんかモノによって栄養分の含まれてる量も違いますね。これはカゼイン（編集部注：植物系のタンパク質）ってヤツが入ってて、ちょっと高いんですよね。前はたんぱく質量とかどれだけ取ればいいのかっていうのをあんまり知らなかったんですけど、トレーナーが調べてくれて。それで僕の場合は180g必要なんだそうで、10杯とか飲まなきゃいけない感じなんですよ。
ゴールドジムのプロテインとサプリメント
（ともに宇野氏私物）
— かなりの量ですよね。
宇野：でも、筋肉を回復させるには、そのくらい取らなきゃいけなくて。昔はそんなに飲んでなかったんですけど飲むようにしましたし、食べる方も気にするようになりました。
— 結構変わりました？ 体調的なこととか回復具合とか。
宇野：身体が大きくなってきましたね。UFCにで戦うには身体を大きくしてパワーをつけなくちゃいけないんで。
— 楽しみですね、UFC。
宇野：いやぁ、厳しいことになると思います。だからサプリメントも気を使って、そんなにいっぱい取ってるわけじゃないんですけど、必要なモノを必要なだけ。
— 参戦を決めたきっかけは、何かあったんですか？
宇野：きっかけは去年青木（真也）選手との試合が終わった後に、目標的なモノがなかったっていうのもありますし。その中でUFCをあらためて見たらすごい強い選手がいっぱいいて。それで「挑戦したい！」っていう気持ちが大きくなって、それが一番大きいですね。挑戦するっていう気持ちがないと格闘技は…続かないじゃないですけど、そういう気持ちで戦ってきたことが多かったので。昔UFCとの契約が切れたときから、修斗で戦っているときもHERO’Sで戦っているときも一貫して（UFCに）出たいとは言ってたんですけど、タイミングが合わなくて。でも今回こういう形でうまくタイミングがあったので、参戦を決めました。
まもなくリリースとなる
夢のコラボアイテム！
— 応援させていただきます。
そうだ。あと、キン肉マンの話も。あれは『リラックス』の連載がきっかけっていう感じなんですか？
宇野：昔『リラックス』という雑誌でキン消しを作りたいっていう企画があったんですけど、そのときは実現できなくて。
— 僕もそれ読みました。懐かしいですね。
宇野：そしたらこういう機会に恵まれて、勢いでキン消しを作りたいって（作者である）ゆでたまご先生にお願いをしました。一年くらいかかったんですけど、キン肉マンの生誕30周年を祝うプロジェクトを、29（ニク）＋1（UNO）という形にして、キンケシをはじめそこでいろいろキン肉マンと関連したモノを作ろうっていうことになりました。
— まさか宇野さんがキン肉マンに技をかけられちゃうとは思ってもみませんでしたよ（笑）
これ以外にも何かしてみたい企画というのはあるんですか？ 思いつきで言ったら意外に実現しちゃうかもしれないんで。
宇野：やってみたいことですか？ サングラスとか、ステューシーやオークリー（Oakley）を掛けることが多いので、是非作ってみたいですね。
— ステューシーから「CAOL」っていうモデルが出ることになったらいいですね。
宇野：いいですけどね。あとは…そうですね、パンですかね。「ウノパン祭り」的な。
— シールを集めたら何か貰えるみたいなのはイイですよね。
宇野：そこまでは梶原（由景）さんと考えたりもしたんですけどね。それはどうなるかは分からないです。まずはキン肉マンを成功させて、その次が出来ればって感じで。
— なるほど。そこまでパンが好きな理由とかって何かあるんですか？ 小さいときから好きだったとか。
宇野：いや、多分格闘技を始めてからですね。その頃まだ実家に住んでいたのですが、練習の帰りにお茶の水から横須賀に帰る間にお腹が空いちゃうので、パンをよく買って食べてました。練習の終わりが遅かったのもあって、家につくころには12時くらいになっちゃうんです。
あとは格闘技に専念すると決めてからのアルバイト先がアフタヌーンティルームだったのも影響しているかも。そこのパンがすごく美味しくて。そこから好きになったんだと思います。多分それまであんまり、そこまで好きじゃなかったんですよ。
— ちなみにいま一番ハマってるパンっていうのは？
宇野：ハマってるパンですか？ ハマってるパン…とくに…なんでも食べる感じですかね。アンコが基本的に好きなんですよ。さすがに試合前は食べないですけど、アンパンとホイップが入ってるのとか。
— 和菓子のアンコも好きなんですか？ 大福とか。
宇野：大福やおはぎは好きですね。
— でもやっぱり、パンの中にアンとホイップが入ってのが一番？
宇野：そうですね。チョコレートっていうより、そういうのが好きですね。
パンへの愛情を熱く語る宇野氏。
— 試合前だとパンなんて絶対にダメでしょうからね。
宇野：コロッケパンやメンチカツパンもすごく好きなんですけど、ずっと制限していて。
— 総菜パンもお好きなんですね。
宇野：総菜パンも好きです。ハンバーガーも好きです。だからウノパンは出来たら面白いですよね。
— 僕らも見てみたいです。キン肉マンでも去年パンとかもやってたからその流れにうまく乗って。
宇野：やってましたね。『リラックス』の企画で山崎パンにも行ったんですけど、結局ダメでした。パンは作れなかったんです…。
— でも、このキン肉マンで実績が出来たら実現しそうですよね。
宇野：実現できると嬉しいですね。あと話は変わりますが、前に僕がブログで紹介した5個入りの「薄皮ミレニアムミルクパン」っていうのがあるんです。結構好きでそれをよく買ってたんですけど、売ってる所が少ないらしいんですよ。
— あまり見かけないですよね。
宇野：それでブログにコメントがいっぱい付いて。「どこで買えるんですか？」とか。昔ハニカムでブログを書いていたときも、すぐに店頭から消えてしまうあまり人気の無さそうなパンばっかり載せてたんですよ。それで山崎パンに聞いてみたら、商品のサイクルが早いらしく、そういうのは意外とすぐなくなっちゃうみたいで。あとは最初に好きになった「つぶあんマーガリン」のカロリー表示を見たら、あまりの高さにビックリして、もう食べれないと思って。
（一同笑）
宇野：（近くにいた実兄・毅氏に向かって）昔UFCにもパン持ってってたよね。お兄ちゃんに買ってきてもらって、計量が終わったら食べる、みたいな。
（一同笑）
— すごいなぁ。
宇野：「何食べたい？」「菓子パン食べたい」みたいな。
（一同笑）
宇野：でもその後、計量後に摂取する栄養としてはあまり良くないってことになって。果物とかそういう方がイイよって（笑） まぁ試合直前っていうことで気分的なモノもありトレーナーからは「どうしても食べたかったらイイっよ」って。
— ホントにお好きなんですね（笑）
宇野：ケーキとかデザート系はそれほど好きじゃないんですけど、菓子パンは好きで…。コンビニに入ると知らないうちにパンコーナーの前に立ってたりするんです。そこでニヤニヤして嬉しそうな顔してるらしいんですよ。
（一同笑）
— これはパン企画、絶対に実現させた方が良さそうですね。
宇野：なんかパンの話ばっかりになっちゃいましたね（笑）
— いえ。落としどころとしては完璧です（笑）
今日は長い時間ありがとうございました。
やっぱり最後はパンの話題で盛り上がってしまいましたが、かなり面白かったです。
「好きこそ ものの上手なれ」。絶対に宇野氏が絡むパン企画は実現させた方がイイです。
山崎パンさん いかがですか？
さて、 宇野氏のインタビューいかがでしたでしょうか？ 僕らは相当楽しめました。
初対面・有名選手とは思えないほど気さくで穏やかな氏の人間性で、ますますファンに。
これからUFCに向けて、いろいろ大変だとは思いますが全力で応援させていただきます。