『ちょっとでもカッコイイお父さんでいられるように』宇野薫(格闘家)

by Mastered編集部

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いつも身につけるものだからこそ

— 他にも気になっているものはありますでしょうか?

宇野:あとは…前からポーター(PORTER)さんと財布を作ってて、最近新しいのが出来たので替えようと思ってます。マネークリップが付いたお財布で、これがすごく調子がイイ。マネークリップ付きの財布なんて使ったことがなかったし、意外と使いにくいんじゃないかって思ってたんですけど、マネークリップの使い勝手も、サイズもコンパクトにまとまっていていい感じです。長財布だと邪魔になったりするじゃないですか。

写真上・右下:<br>PORTER × UCSのウォレット<br>各26,250円<br>(ともにUCS)<br>写真左下:<br>宇野氏私物の前モデル

写真上・右下:
PORTER × UCSのウォレット
各26,250円
(ともにUCS Tel:045-260-5175)
写真左下:
宇野氏私物の前モデル

— 確かに。

宇野:このマネークリップの部分も、いちいち外さなくても(スライドさせるだけで)大丈夫で。あと、以前はフラットなレザーだったのですが、今回は編み込みにしてます。

— 型押しじゃなく、ちゃんとイントレチャートになっているんですね。

宇野:はい。吉田カバンとしても初めてだって言ってました。最初は型押しになりそうだったんですが、「やってみる」って言って実現してくれました。本当にありがたいです。そしてサイズも前回より少し小さくしてもらいました。

— サイズを小さくしたいっていう理由は?

宇野:財布は普段ヒップポケットにいれることが多いんですけど、車を運転しているときなんかにサイズが大きいと気になっちゃうんです。だから個人的には出来るだけ小さい方がしっくりきて。あと夏場とかは前のポケットにいれたりするんですけど、その時にパンツの形が崩れるのもダメなんです。

— でもバッグは持ちたくない、と(笑)

宇野:そうですね。

自分で愛用している旧モデルを交え、<br>財布へのこだわりを語る宇野氏。

自分で愛用している旧モデルを交え、
財布へのこだわりを語る宇野氏。

— ウォレットコードを付けたいとかは?

宇野:ないですね。わりとシンプルに。付けると厚みが出ちゃうし、自分自身あまり付けないので。

— そうなんですね。しかし革の雰囲気もイイ感じですね。

宇野:ゴローズ(Goro’s)とかそういうのに憧れがあるのですが、なかなか持てないですからね。とにかく使い込むごとに味が出るヤツが好きなんですよね。

— デニムとかもそういう感じですか? 穿き込んで自分なりの味を出したり。

宇野:それはイイ色のヤツを買っちゃいますね。

(一同笑)

宇野:穿き込むのは断念しました。昔は寝てる時でも穿いてたりしましたけど。

— 布団を真っ青にしちゃったり(笑)

宇野:ですね(笑) ちょっと、それはもうダメでした。

— 僕なんて穿いたままお風呂に入ったりもしてましたもん。「当時の生活を再現すればヴィンテージっぽくなるはず!」とか言って(笑)

宇野:僕の友達なんてデニムを穿いて格闘技の練習してましたからね。

(一同笑)

宇野:良いアタリとかが出るんじゃないかって。

— 普段のパンツはデニムが多いですか?

宇野:ジーパンが多いです。でも、最近はチノパンとかグレーのスラックスタイプも穿いてますね。

— ヴィンテージモノは?

宇野:好きですね。今日も持ってきました。505のビッグEで、かなり色が濃いやつですね。ひと目惚れしちゃったんです。

— 古着もこまめに見に行かれるんですか?

宇野ベルベルジンさんとかにはよく行ってますね。ちょっと時間があるとのぞいたり。あと連絡をいただいたりだとか。買い付けのあと「こんなモノ入りましたよ」って(笑)

— いいですね。しかしこういうコンディションのヴィンテージもなかなかみかけなくなってしまいましたもんね。

宇野:そうですね。僕は505ばっかり持ってるんですけど、これくらい濃いのは無かったんですよね。

— やっぱり501より505派ですか?

宇野:505が好きですね。でも501もブッシュパンツも穿いたりしますね。パンツ以外だと最近ではこのショートホーンのデニムシャツも気に入ってます。今までウェスタンシャツって着なかったんですけど、たまたまこれを見かけて。新品を買ってここまで落とす自信も元気もなかったので即決で(笑)
すごく良い色でダメージ具合もちょうどいいので、「一生に一枚ウェスタンシャツを買うならこれだな」って感じでした。まぁ一生で一枚ってことはないんでしょうけど(笑) ちょこちょこいろいろ買うなら、ひとつ良いのを買った方がイイのかなと思って。

— 最近では生産レベルも上がってきて、いわゆるレプリカと呼ばれるものでも良い雰囲気のアイテムが作れるようになってきてるじゃないですか? それでヴィンテージ離れが起こってきてると思うんですが、興味が薄れる傾向はありませんか?

宇野:あんまり無いですね。いまだに好きです。確かに技術は上がっていて、UCSでもオリジナルの加工デニムを作ったりしてます。でもそういう状況になってもイイ雰囲気のヴィンテージを探したりして。昔買えなかったっていう思い入れも大きいのかもしれないですね。

— それはすごく分かります。

宇野:あのころは手が届かなかったですけど、今はだいぶ安くなって買いやすくなったので、何本あっても買ってしまうと言うか、見てしまうんですよね。やっぱりどれも基本的に一点モノで…色も形もダメージ具合も、どれひとつとして同じものなんて無いですし。「これにはもう会えないのかな…」と思うと、なんかすぐ買っちゃいます。
それで、UCSオリジナルのデニムでは僕のヴィンテージをサンプリングしたりもしてます。穴とかもまんまです。財布が入った跡も見事に再現してて、よく出来てるなっていつも感心しています。

— 技術は日増しに上がってるんですね。

宇野:これはホントにビックリしました。

— 白いスニーカーが好きなら、濃いジーンズで色が移るのとかはイヤじゃないですか?

宇野:昔はイヤでしたけど、最近はロールアップするのが自分のなかで当たり前になってきてるので、気にならないというか裾にスニーカーが当たること自体無くなってきてます。ただそれでも汚れたりするのが気になるので、ブログでも紹介したコロンバスのシューズクリーナーは愛用しています。

— やはり白いスニーカーはずっと綺麗に履く派ですか?

宇野:そうですね、ある程度は磨いて「もうコレはちょっと駄目だな」ってのはフリマで売っちゃったり。

(一同笑)

宇野:それでまた新しいのを買う、みたいな。

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