ファッション業界で一番ダサいTシャツを探せ! 『ダサTわらしべ長者』 第23回

by Keita Miki

春夏秋冬、1年365日のうち、リアルに340日ぐらいはTシャツを着ているMastered編集部だからこそ、気付いたことが1つある。
最近、世の中のTシャツがちょっとお洒落になりすぎた……。
人々の”安くてお洒落なTシャツ”への需要に応えるかのように、Tシャツのシルエットは改善され、”どん詰まり”の首もとは淘汰され、グラフィックは洗練されたものへと変化。気付けば、地方の土産屋のTシャツでさえ、「なんだよ、思ったよりお洒落じゃん……」、という始末である。
ダサい、どう着てもダサい、目も当てられないほどダサい。だけど、なんだか笑えるくらいにダサくて、いつまでたっても捨てられない。そんな僕らの愛した”ダサT”たちは、一体何処へ消えてしまったのだろうか。
”深イイ話”ならぬ”ダサイイTシャツ”は、最早、絶滅危惧種なのだろうか。
上記のような無駄に熱い”ダサT”への想いを胸に、Mastered編集部がお届けする連載『ダサTわらしべ長者』では、毎回、ゲストに自慢の”ダサT”を持ち寄ってもらい、それを現在編集部が所持している”ダサT”と物々交換。この物々交換を続け、”キング・オブ・ダサT”を見つけ出そうという青春系企画であります。
第23回には、Biddieのオーナーを務める藤井りえさんが登場!

Photo:Takuya Murata

前回のおさらい

前回は八木智也さんが所持していた天神湯の”BLACK BATH”Tシャツをゲット!

今回はこのTシャツと、藤井りえさんの自慢の”ダサT”を交換してもらいます。

藤井りえ(Biddie オーナー)

10代から某女性誌のカリスマ読者モデルとして活躍。2017年4月に自身のネイルサロン・Biddieを原宿にオープン。今日も世の女性たちの爪と心をキラキラさせている。

— 人生で初めて自身で購入したTシャツを教えてください。

SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)のハートのロゴTシャツ。

— Tシャツが似合う有名人と聞いて思い浮かぶ人は?

ZARDの坂井泉水さん。

— イチオシのTシャツを教えてください。

特にありません。

— 何かお知らせがあればどうぞ!

残念ながら、こちらも特にありません。

藤井理恵さんのダサT – BONNE MARIE(ボンヌ・マリー)の救済チャリティTシャツ

BAL(バル) / MONKEY TIMERSのタケくんの実家が岡山県のBONNE MARIEというパン屋さんなのですが、同店が空き巣の被害にあった時に作られた”救済”Tシャツです。

チャリティTシャツは本企画初登場ですね。一見すると、デザインは今風で良い感じに思いますが。

代々木上原にある終日oneにランチをしに行ったら、たまたまこのTシャツが売ってて、可愛いから買って帰ろうと思ってたんですけど、その時は買うのを忘れてしまったんですよね。で、数日経った頃にタケくんの実家のチャリティTシャツだってことを知って、速攻オンラインで買うっていう。友達の実家のTシャツを慌ててオンラインで買うことなんて、多分もう人生で無いじゃないですか。そのエピソードも含めて、愛すべき”ダサT”だなと。

知り合いだからこそ、余計に面白くなっちゃうヤツですね。ちなみに、BONNE MARIEさんのパンはとても美味しいらしいので、皆様、岡山に行った際には足を運んでみてくださいね~。

ということで、第23回では天神湯の”BLACK BATH”TシャツとBONNE MARIEの救済チャリティTシャツを交換!

次回は、このBONNE MARIEのTシャツと、自慢のダサTを交換してくれる方を捜索し、ゲストとしてお迎えしてお届けします。

それでは皆様、第24回もお楽しみに。