ファッション業界で一番ダサいTシャツを探せ! 『ダサTわらしべ長者』 第22回

by Nobuyuki Shigetake

春夏秋冬、1年365日のうち、リアルに340日ぐらいはTシャツを着ているMastered編集部だからこそ、気付いたことが1つある。
最近、世の中のTシャツがちょっとお洒落になりすぎた……。
人々の”安くてお洒落なTシャツ”への需要に応えるかのように、Tシャツのシルエットは改善され、”どん詰まり”の首もとは淘汰され、グラフィックは洗練されたものへと変化。気付けば、地方の土産屋のTシャツでさえ、「なんだよ、思ったよりお洒落じゃん……」、という始末である。
ダサい、どう着てもダサい、目も当てられないほどダサい。だけど、なんだか笑えるくらいにダサくて、いつまでたっても捨てられない。そんな僕らの愛した”ダサT”たちは、一体何処へ消えてしまったのだろうか。
”深イイ話”ならぬ”ダサイイTシャツ”は、最早、絶滅危惧種なのだろうか。
上記のような無駄に熱い”ダサT”への想いを胸に、Mastered編集部がお届けする連載『ダサTわらしべ長者』では、毎回、ゲストに自慢の”ダサT”を持ち寄ってもらい、それを現在編集部が所持している”ダサT”と物々交換。この物々交換を続け、”キング・オブ・ダサT”を見つけ出そうという青春系企画であります。
第22回には、以前に『一週間スナップ』にも出演してくれた、スタイリストの八木智也さんが登場!

Photo:Kazuki Miyamae

前回のおさらい

前回は羽月基さんが所持していた塩味グルーヴのTシャツをゲット!

今回はこのTシャツと、八木智也さんの自慢の”ダサT”を交換してもらいます。

八木智也(スタイリスト)

ニューヨークでのスタイリストアシスタントを経て、2010年に独立。現在はメンズのスタイリングを主軸にファッション誌、広告、アーティストへの衣装提供などをメインフィールドに活動。

— 人生で初めて自身で購入したTシャツを教えてください。

シカゴ・ブルズのTシャツ。グレーボディに赤い牛がデカデカとプリントされていたのを覚えています。

— Tシャツが似合う有名人と聞いて思い浮かぶ人は?

所ジョージさん。がっしりした腕がTシャツから出てるのが健康的で、よく似合っていると思います。

— イチオシのTシャツを教えてください。

ここ数年はBrooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)のパックTを愛用しています。

— 何かお知らせがあればどうぞ!

特にありません。

八木智也さんのダサT – 天神湯の”BLACK BATH”Tシャツ

北品川の銭湯・天神湯のオリジナルTシャツ。運営側にいる友人にもらったんですけど、”ダサT”と言われてパッと思い付いたのが、このTシャツでしたね。

元ネタは完全に”あれ”だと思いますが、随分堂々とパロってますね。でも、一見するとアリな感じもしますが……?

ぼくは結構ストレートにダサいな、と感じちゃいましたね(笑)。もちろん、アリだと感じるのも分かるんですけど、多分それって逆張り的なことで、”逆にかっこいい”みたいなノリなんじゃないかなって。まあ、これに関してはダサさも良い塩梅で好きだし、狙ってやってるんだと思いますけどね。

なるほど……。確かに、スタイリングにも程良く”ダサさ”をプラスすることで抜け感が生まれることもありますもんね。素敵なダサTをありがとうございました!

ということで、第22回では塩味グルーヴのTシャツと天神湯の”BLACK BATH”Tシャツを交換!

次回は、この天神湯の”BLACK BATH”Tシャツと、自慢のダサTを交換してくれる方を捜索し、ゲストとしてお迎えしてお届けします。

それでは皆様、第23回もお楽しみに。

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