ファッション業界で一番ダサいTシャツを探せ! 『ダサTわらしべ長者』 第19回

by Keita Miki

春夏秋冬、1年365日のうち、リアルに340日ぐらいはTシャツを着ているMastered編集部だからこそ、気付いたことが1つある。
最近、世の中のTシャツがちょっとお洒落になりすぎた……。
人々の”安くてお洒落なTシャツ”への需要に応えるかのように、Tシャツのシルエットは改善され、”どん詰まり”の首もとは淘汰され、グラフィックは洗練されたものへと変化。気付けば、地方の土産屋のTシャツでさえ、「なんだよ、思ったよりお洒落じゃん……」、という始末である。
ダサい、どう着てもダサい、目も当てられないほどダサい。だけど、なんだか笑えるくらいにダサくて、いつまでたっても捨てられない。そんな僕らの愛した”ダサT”たちは、一体何処へ消えてしまったのだろうか。
”深イイ話”ならぬ”ダサイイTシャツ”は、最早、絶滅危惧種なのだろうか。
上記のような無駄に熱い”ダサT”への想いを胸に、Mastered編集部がお届けする連載『ダサTわらしべ長者』では、毎回、ゲストに自慢の”ダサT”を持ち寄ってもらい、それを現在編集部が所持している”ダサT”と物々交換。この物々交換を続け、”キング・オブ・ダサT”を見つけ出そうという青春系企画であります。
第19回には、様々なブランドやショップのPR/ディレクションを手掛け、自身もDJとして活躍するKosuke Adamさんが登場!

Photo:Kazuki Miyamae

前回のおさらい

前回はSTABILIZER GNZ(スタビライザージーンズ)の矢實朋さんが所持していたビッグバン・ベイダーのTシャツをゲット!

今回はこのTシャツと、Kosuke Adamさんの自慢の”ダサT”を交換してもらいます。

Kosuke Adam

幼少期からアメリカ・ロサンゼルスで生活し、帰国後、DJとして本格的に活動をスタート。ファッションの世界でも、雑誌、カタログ等に多数起用されるなど、大きな注目を集める。現在は、様々なブランドやショップのPR/ディレクションを手掛けており、海外と日本の橋渡し的な存在として、マルチに活躍中。

— 人生で初めて自身で購入したTシャツを教えてください。

思い出せないですが、おそらくライブで買ったバンドTシャツ。

— Tシャツが似合う有名人と聞いて思い浮かぶ人は?

Brad Pitt(ブラッド・ピット)。

— イチオシのTシャツを教えてください。

PALACE SKATEBOARDS(パレス スケートボード)、Levi’s® Vintage Clothing(リーバイス® ヴィンテージ クロージング)、無印良品。

— 何かお知らせがあればどうぞ!

コロナが落ち着いたらDJの現場で遊びましょう! 本企画の撮影場所であるSNS CAFE TOKYOは、現在も営業しているので代官山にいる時はぜひ遊びに来てください!

Kosuke AdamさんのダサT – Modest MouseのTシャツ

小学生から高校生くらいまで、ずっとロサンゼルスに住んでいたんですが、当時はめちゃくちゃ頻繁にライブに行ってて。で、Modest Mouseがロサンゼルスに来た時にライブの物販コーナーで購入したのが、こちらのTシャツです。購入時期は2004年くらいですかね。

懐かしいですね、Modest Mouse。

当時はまだインディーズだったし、そこまで名前も売れていなかったんですが、僕はスケートビデオをきっかけにModest Mouseの存在を知って。ただ、ちょうどスケートで足を骨折してて、松葉杖だったので、ライブで全然暴れられなかったことが悔やまれます(笑)。

その代わりに「Tシャツでも買うか」ってことですかね(笑)。どの辺が”ダサTポイント”なんでしょうか?

まず、グラフィックに関して言えば、Modest ”Mouse”なのに何故かバッファロー(笑)。バンドのTシャツってどうしてもアルバムのアートワークを使ったものが多くなるんですが、これは全く関係の無い、田舎のアメリカくさいデザインが最高です。赤のボディに白のフォントっていう色使いも高得点ですね。思春期にかなり着込んだ、思い入れのある”ダサT”です。

ボディがAmerican Apparel(アメリカンアパレル)製で、サイズ感がピチピチなところにも時代感を感じます。素敵なダサTをありがとうございました!

ということで、第19回ではビッグバン・ベイダーのTシャツとModest MouseのTシャツを交換!

次回は、このModest MouseのTシャツと、自慢のダサTを交換してくれる方を捜索し、ゲストとしてお迎えしてお届けします。

それでは皆様、第20回もお楽しみに。

「Mastered」は、
2017年5月までEYESCREAM.JPだったサイトが生まれ変わった、
新しいファッション&カルチャーメディアです。