Brownsでの販売員を経て日本に帰国後、国内外のデザイナーズブランドを取り扱う会社に入社した倉本さん。数ブランドの営業やマーケット管理、海外デザイナーのリサーチなどの業務に携りながら、ふと高校生の頃にぼんやりと思い描いていたTシャツブランドの立ち上げを夢見るようになったという。
「ロンドンで思い立って、Brownsに飛び込んだときと同じような感覚で、何も考えずに会社を辞めてブランドを立ち上げました。幸い、最初のシーズンでいろいろなセレクトショップがオーダーしてくださったおかげで、いろいろ広がって今じゃパンツやジャケットなど幅広く作るようになりましたけど」
「バイトでもすればいいや」と気軽な気持ちで始めたブランドが、予想より忙しくなり自分のキャパシティーに追いつかなくなっていったのは、一体何が評価されたからなのだろうか。