2009年にカットソーブランドとして、たった3型からスタートしたFLISTFIA。ブランド設立当時、どれくらい作ることができるか見通しが立たない中で、快く製作を引き受けてくれたのがこちらの工場だったという。海外に頼まなかったのは、日本で生まれたから、日本で作りたい、日本人に頼みたいという倉本さんの確固たる意思があったから。
「よく日本は真面目で縫製が良い、丁寧で綺麗とかいうけど、僕は日本でしか物を造ったことがないので正直そういうところは分からないんですよ。日本で作らないことでどれくらい縫製の品質のズレが出るかとかそういうのは知らないので、製品についてはなんとも言えないんですけどね」