モノ・コトが生まれる現場に潜入! 『突撃! 隣のモノづくり』 第1回:FLISTFIA 編

by Mastered編集部

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知り合いから紹介されたという、人情味溢れる町工場

2009年にカットソーブランドとして、たった3型からスタートしたFLISTFIA。ブランド設立当時、どれくらい作ることができるか見通しが立たない中で、快く製作を引き受けてくれたのがこちらの工場だったという。海外に頼まなかったのは、日本で生まれたから、日本で作りたい、日本人に頼みたいという倉本さんの確固たる意思があったから。

「よく日本は真面目で縫製が良い、丁寧で綺麗とかいうけど、僕は日本でしか物を造ったことがないので正直そういうところは分からないんですよ。日本で作らないことでどれくらい縫製の品質のズレが出るかとかそういうのは知らないので、製品についてはなんとも言えないんですけどね」

パタンナーから届いた型紙に合わせて、資材を裁断。

裁断した布を、パーツごとに縫い合わせていく。パーツごとに担当が分かれており、平均して4人ぐらいで作業をしている。最後に、完成したそれぞれのパーツを縫い合わせて1着の洋服が仕上がる。

完成した洋服にプレスを当てたあと、袋に梱包し納品する。