2018年1月の「うますぎる店」 3選(Personal Lists)

by Kentaro Kabaya and Keita Miki

巷に溢れる「リストもの」では一切食指が動かないというワガママな僕らの為のリストを編集部員が、そしてゲストエディターが、自由気ままにパーソナルな視点で作り上げる『Personal Lists』。
今月もBAL(バル)の蒲谷健太郎氏をゲストエディターに召集し、2018年1月の「うますぎる店」 3選をお届け。
日々、様々な飲食店に足を運ぶ蒲谷さんが2018年1月に足を運んだ「うますぎる店」をチョイスしてもらいました。

1. 友人宅でのホームパーティー

1月はお正月もあって外食は控えめ。ホームパーティーなどを良くしました。友人宅にお邪魔して新年会。いきなりお店ではないのですが猛烈にオススメなのがこちらです。

秋田は八郎潟の真鴨鍋セット。こちら八郎潟町マガモ生産組合という地元の組合が独自に販売する鍋セットで、冬の間の真鴨の狩猟時期にのみ販売され、注文方法はFAXか電話というアナログさ。ここ数年毎年注文していますが、これがまた最高に美味しい。出汁替わりのガラ団子と、鴨肉、ハツとスープが付いてます。

これにセリと舞茸をプラスして鍋にします。鴨出汁を吸ったセリが絶品。根っこも美味しくいただけます。たっぷり野菜も食べられて鴨肉なのでヘルシーなんて言うことなし。

この日のメニューは綺麗な大トロに穂ジソ、サーモンはケッパーとディル、ベーコンとブドウのバルサミコ炒め、ほうれん草とマッシュルーム炒めなどアテにぴったり。用意してもらった料理も絶品。ワインや日本酒が進みます。料理好きの友人のお持てなしに小躍り。外食より贅沢できるのもホムパの魅力。お正月に行った中華街の金稜と同發で買った皮付き豚や、叉焼やハチノスなども持参。12時間近く飲み食いしてお正月らしい日。友人夫婦に感謝。

2. 丸千葉

年明けの始業からお邪魔した私的東京ベスト居酒屋のこちら。南千住の丸千葉。幾度となく訪れておりますが毎回大満足。わざわざ足を運ぶ価値のあるお店です。

新年は常連さんが多くおめでたい雰囲気の中、ネギぬた、きゅうりもみ、生野菜(キャベツ、ゆで卵、ポテサラ、マカサラなどの盛り合わせお得かつ美味しい)、しめ鯖などをつまみに、冷たいビールをキュッとやりつつ、外せない揚げ物は牡蠣フライ、竹輪磯辺揚げを注文。そいつをお茶割りの金宮で流し込む。至福です。

イカ炒めなど炒め物も抜け目がない。さむい冬はやっぱり鍋。寄せ鍋は蟹、海老、マグロ、牡蠣、タラ、ハマグリなどオールスター揃い。締めの雑炊は言わずもがな。

閉店近くまで飲み食いして最高な幕開けでした。あぁ最高。

【丸千葉】
東京都台東区日本堤1-1-3
TEL:03-3872-4216
https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132401/13050828/

3. ピッツェリア恭子

またやって参りましたピッツェリア恭子

ご飯好きな友人たちと新年会。年明けに12名で予約してロングテーブルディナー。ゴッドファーザーの様相(笑)。

この日は大人数の予約だったので、特別にイタリアの家庭の親戚の集まりのような感じで出しますと、スペシャルメニューを用意していただいた。ブッラータは生ハムと洋梨。こんなデカイ白魚みたことないっていう白魚のブルスケッタからシェフの思い出の料理魚介のトマト煮込のカッチェッコなど、前菜もモリモリ。クリスマスや親戚の集まる新年に食べるという豚足にひき肉を詰めたものが絶品(料理名失念)。

ピザはフリッターやマルゲリータブッファラを。羊の塊は七輪でフィニッシュするパフォーマンスまで。締めは浅草の開華楼の極太麺パスタ。ワインもカーゼコリーニのマグナムやラディコンなどスペシャルなものを開けてもらった。人数多いと色々食べられて良いですね。楽しい会でした。陽平さん恭子さんご馳走様でした。

【ピッツェリア恭子】
東京都品川区戸越1-19-24
TEL:03-6451-3529

POSTED BY

蒲谷健太郎

1999年創業のbalanceweardesignを経て、都市環境に順応したトータルウェアとグラフィックの提案をコンセプトに、1990年代のミックスカルチャーにインスパイアされたリアルクローズを展開する。音楽とファッションの親密な繋がりをものづくりに反映したハイカジュアルなストリートウェアに定評あるBALのデザインを担当。