定番パンツを徹底解剖。『マスタードのパンツ辞典』 #56::CASEの『365 DAYS CHINO』

by Seiya Kato

デニムにチノパン、スラックス。ファッションブランドが毎シーズンのようにリリースする”定番”と呼ばれるパンツたちは、そのブランドを映し出す鏡だ。
1本の定番パンツを実直にリリースし続けるブランドもあれば、定番パンツをベースに異なる素材やシルエットで多彩なバリエーションのパンツを創り出すブランドもある。そう思うと定番パンツというのは案外、シーズンテーマの設けられた最新コレクションよりも雄弁に、ブランドのスタンスや現在地を物語っているのかもしれない。
Masteredの大人気企画『無地T MANIACS』の派生型として誕生した本企画『マスタードのパンツ辞典』では、移りゆくトレンドに左右されることなく、ブランドがリリースし続けている”定番パンツ”を、編集部員が実際に着用しながら、毎回1本ずつ、じっくりと紹介。
第56回では、:CASE(ケース)の『365 DAYS CHINO』をピックアップします。

:CASEの『365 DAYS CHINO』

Name.(ネーム)のディレクター・松坂生麻が総指揮を務める注目の新ブランド、:CASE。”Part of One day”をコンセプトに、”いつもの日常をいつも以上に”するような”少しだけ気の利いたモノ”を提案しています。今回は、そのデビューコレクションとなる2021年春夏コレクションより、『365 DAYS CHINO』をピックアップ。

基本情報
ブランド::CASE
アイテム名:365 DAYS CHINO
素材:綿100%
サイズ:S、M、L
カラー展開:ホワイト、ネイビー、ブラック
価格:19,000円 + 税

日本人男性に最もフィットする、毎日穿きたい万能チノパン

試行錯誤を重ねて誕生した『365 DAYS CHINO』。日本人男性にフィットする、タイトすぎず、ルーズすぎない絶妙なシルエットが特徴的です。無駄を削ぎ落としたオーセンティックなデザインで、アイテム名の通り”毎日穿きたくなる”秀逸な仕上がりを実現。

■レコメンドポイント

メイン素材には、太番手のコンパクトヤーンを使用したストレッチチノクロスを採用。ヨコ糸には、ポリウレタン糸を交織されているので、高次元のストレッチ性が実現されています。また、ナチュラルな起毛加工を施した、ソフトな風合いも必見。

ディテール&シルエットチェック

シンプルに纏め上げられたディティール。

バックはこんな感じ。

Mサイズで、ウエスト80cm、ヒップ115cm、ワタリ36cm、股上31.5cm、股下67cm、裾幅21cm。

サイド。

バック。

実際に着用してみた感想

Mサイズを着用した編集K(身長:183cm、体重:65kg)

「流行り廃りのない洗練されたデザインが好印象です。ベーシックなカラー展開と良心的な価格設定なので、色違いでの購入もオススメ」

総評:星4★★★★☆

着心地:ライト ■■■□□ ヘビー
ストレッチが効いた、ストレスフリーな穿き心地。

シルエット:スリム ■■■□□ ルーズ
日本人男性にフィットするこだわりのシルエット。

コストパフォーマンス:お値打ち ■■□□□ ラグジュアリー
手が出しやすい価格も◎。

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