カンパニー松尾の「華麗なるおっぱい」 城山若菜編

by Keita Miki

4 / 6
ページ

松尾:実際に銀行で働き始めて、どうだったんですか?

城山:初めて合コンに行ってみたりしたんですけど、意外とつまらなかったです。大人数が苦手って部分が出てきちゃって。ナンパだと基本は1対1、多くても2対2なので。で、そこから出会い系とかにも登録するようになりましたね。「もう大人だから怖くない」って思って(笑)。でも会うまでがダルくて、最終的には久しぶりに彼氏作りたいなと思って、友達の紹介で適当に作りました。

松尾:もう自由自在ですね、先生。

城山:純愛がしたくて付き合ったんですけどね。そのうちに悪い虫がうずいてきちゃって、アナザースカイしたいなと思って(笑)。で、一通りヤり終わった後に、友達の結婚式に出席する機会があったんですよ。そこで今のご主人様に出会って、色々と見抜かれた感じです。出会って第一声で「君、ドMでしょ」って言われて。

松尾:ズバッときますね(笑)。結婚式の日にってことですよね?

城山:そうなんです、なんかやたらと目が合うなと思って、私に興味を持ってくれてるのかな、「ヤレるかな」って思ってたら、2次会で話しかけられて。

松尾:結婚式の最中じゃなくて本当に良かったです。

城山:それは流石に(笑)。で、「今度エッチしようよ」って言われて、もう「するする!」って感じで。結局、後日にホテル集合、ホテル解散でした。

松尾:まさしく城山さんの望んでいた関係ですね。

城山:「逸材キター!」って思いましたよ(笑)。セックスもすごく良くて、そこから性奴隷に落ちていくというか、アガっていくというか(笑)。最終的に”ご主人様”と呼ぶところまで至りました。

松尾:段階的なものだったんですね。

城山:最初は名前で呼んでたんですけど。割と早い段階で「ご主人様でしょ?」って言われて、「はい、キター!」と(笑)。いつか見たAVそのものの世界に入れたんですよね。

松尾:まさしく城山さんの原点ですね。

城山:もうそこからは、今まで想像していたプレイの目白押しで。

松尾:夢の国ですね(笑)。

城山:それで2019年に、「AV出てよ」って言われまして。

松尾:なかなかすごい指令ですよね。

城山:一瞬迷ったんですけどね、バレるかもって思って。でも、「お前みたいなやつは大して人気にならないからバレないよ」って言われて、たしかにそうだな、と。

一同笑

城山:なんか統計を見せられて、年間何百人がAVデビューして、元芸能人でさえAVをやる時代だ、と。「いち銀行員の性奴隷がAVに応募したところで、誰も興味ないよ、俺だけだ」って。それで妙に納得しちゃって、自ら応募したんです。

松尾:自分で探して応募したの?

城山:いや、その辺は全部ご主人様が教えてくれました。で、面接に行ったのが今の事務所なんですけど、面接の際に「自分の意思ですか?」って聞かれて、「(本当は違うけど、そういう背景ありきの)自分の意思です」って答えたら見事デビューが決まりました(笑)。

松尾:デビュー作は銀行員モノでしたっけ?

城山:最初は書道家ですね。書道もやっていたんですけど、何故かそっちをピックアップされまして。銀行員モノはHMJMさんにも撮ってもらいましたよね

松尾:当時はまだ、実際に銀行にも勤めていたんですよね?

城山:そうですね、途中でバレちゃったから辞めましたけど。

松尾:HMJMの作品内でも話しましたけど、銀行員時代、ご主人様の命令で遠隔バイブを仕込まれて、自分で電源を入れながら業務をしてたんですよね?

城山:はい、口座開設しながらオナニーしてましたね。ノーパンで業務にあたったこともありますし。

松尾:しかも窓口の1列目で(笑)。もう滅茶苦茶ですよ。

城山:ノーパンだから椅子とかべちゃべちゃになっちゃって。「お昼行ってきます」とか言って、さり気なく拭いたりしてました。

松尾:そういうのもご主人様に報告するんですか?

城山:抜き打ちで電話がかかってきてチェックされたりして。出られない時は後で報告したり、写真を撮って送ったりですね。

松尾:健康チェックじゃないんだから(笑)。ちなみにコロナ禍ではどうしているんですか?

城山:なかなか毎日は一緒にいられないですよね。

松尾:なるほど。

城山:まぁでも、変わらず肉便器生活です。

一同笑

松尾:そうやって聞くと、なんだか響きは格好良いですけどね、肉便器って。

城山:ありがとうございます。日本が誇る肉便器です(笑)。

松尾:Masteredさんはだいぶオシャレなメディアなんですけどね、本当にこんな話ですみません(笑)。でも、東京アンダーグラウンドじゃないけど、例えば渋谷って街は表面的にはすごく綺麗だけど、やっぱり下水道があって、汚い川があって、そこにはネズミもいて。物事って必ず表と裏があるんですよね、表面的に見えるものと、もっと本質的なものと。ということで、Masteredの読者の皆さんにはかなり刺激が強い話が続いたと思いますが、城山さんは、性に関する冒険で深い道を歩んでいらっしゃって、それが楽しいんですもんね?

城山:はい、とっても楽しいです。太ってる人ってたぶん食事で満たされてるじゃないですか。食欲に限らず、人って何かで満たされていると思うんですけど、それが私の場合は性への探究心ってだけで、逆に”ヤリマン”って概念が良く分からないんですよね。「試して何が悪いの?」って思っちゃう。

一同笑

松尾:それはたしかにそうだよね。城山さんからしたら、「美味しいご飯を食べて、何が悪いの?」ってことだもんね。

城山:そうなんです。世の中にしゃぶしゃぶ屋さんって一杯あるけど、他のお店に入ったらいけないの? ふらっと入ったら浮気なの?って思っちゃうんです。調べて予約して入るのは良いのに、ふらっと入るのはヤリマンなの?って(笑)。それが全然分からないんですよね、昔から。