カンパニー松尾の「華麗なるおっぱい」 早川瑞希編

by Keita Miki

5 / 7
ページ

松尾:もともとエッチなことに対してオープンな性格だった?

早川:高校3年生ぐらいからはオープンですかね。部活を引退して、やることがなくなって、バイトを始めて……。

松尾:あー、それに関しては有名な話がありますよね。コンビニの店長の。

早川:そうそう、バイト先のコンビニの店長が友達の彼氏だったんですけど、

松尾:内緒で寝取ってたんですよね。

早川:あっちから誘ってきたんですよ!

松尾:ヤリチン店長(笑)。

早川:まぁ、私も優越感に浸っちゃってましたね、当時は。

松尾:泥棒猫ですね。友達にはバレなかったの?

早川:普通にバレました。

松尾:修羅場じゃないですか!

早川:「なんで私が怒られるんだろう」って思ってました(笑)。

松尾:いやいや、それは怒られるでしょ(笑)。

早川:だって、彼氏に文句言えば良いじゃないですか。「なんで私に言うの」ってずっと思ってました。

松尾:君も気が強いね。さすが野良猫って感じです(笑)。

早川:「お前の男が私に手を出してきたんだぞ!」って感じじゃないですか。だから全然反省もしてなかったですね。

松尾:結局、その友達とは絶交したの?

早川:はい。でも、その後も店長とはずっとセックスしてましたね。

松尾:無茶苦茶ですね(笑)。

早川:だって店長が誘ってくるから(笑)。

松尾:早川さんも”ヤッテくださいオーラ”、出てたんじゃないですか?

早川:そんなことないです(笑)。でも、パイパンにしたのは店長がパイパン好きだったからですね。

松尾:(笑)。もう少し説明しましょうか。

早川:店長がパイパン好きだったんですけど、彼女がしてくれないって嘆いてて、パイパンにしたら感度が上がるって話の真偽にも興味があったので、「じゃあ私がパイパンにしてあげよう」と。それからずっと、今でもパイパンです。

松尾:うーん……なんとも色ボケな話と言うか、一応はコンビニでバイトはした形になってるけど、結局はパイパンでセックスしてただけじゃないですか(笑)。

早川:ちゃんと働いてました! 超働きましたよ。

松尾:ジュースの棚の裏のバックヤードでもセックスしてたんですか?

早川:そうですね。

松尾:お客さんがドリンク取ろうとしたら見えちゃうじゃないですか。

早川:ちゃんと補充して見えないようにしてましたよ(笑)。すぐやって、すぐ終わりです。

松尾:レジではやってないの?

早川:やってないですよ! そんなのAVじゃないですか(笑)!

松尾:流石に防犯カメラがありますもんね。ちなみに書けるか分からないけど、どこのコンビニだったんですか?

早川:サークルKです。

松尾:あぁ、じゃあもう無いから大丈夫か(笑)。なるほど、じゃあ脱ぐべくして脱いだのかもしれませんね。AV女優を始めても1回の出演で辞める人もいるし、AV女優さんって常に”辞める”って選択肢をどこかで意識しているように思うのですが、早川さんはもう5年目ですよね。これまで、AVを辞めようと思ったことはありませんでしたか?

早川:思ったり、思わなかったりを何度も繰り返してきましたね。

松尾:考えているうちにも、どんどん次の仕事の依頼は来ますもんね。

早川:AVを辞めた後にやりたいことも思いつかなかったし、今辞めたところで次が決まっていないから、AV女優をやりつつ何か次のことを見つけようかな~とか思っていた時期もありましたけど、結局AVが楽しいから続けている感じです。

松尾:原宿☆バンビーナとしてアイドル活動もスタートさせている訳ですが、あれは何年からやってるんだっけ?

早川:2016年からなので、もう3年はやっていることになりますね。

松尾:所属事務所が作ったグループかと思いますが、参加への経緯は?

早川:もともと私はメンバーじゃなかったんですが、メンバーの子はみんな私と同世代で。当時は名古屋から通いだったので、レッスンとか急な集まりに参加出来ないってことで外されてたんですけど、置いていかれている感覚が嫌で、「私もやりたいです」って直談判して、参加させてもらいました。入ったばかりの頃のバンビーナはレッスンが頻繁にあった訳でも無いし、ライブも少なかったので、通いでも何とかなってたんですよね。

松尾:しかし、そこからの原宿☆バンビーナは随分と数奇な運命を辿っていますよね(笑)。

早川:メンバーの入れ替わりも激しく、人数も安定しないし、歌もダンスも滅茶苦茶で、ファンの人からも「お遊戯だ」って言われるぐらいで(笑)。でも自分でやりたいって言ったからには相応の責任感も持っているし、私は意地でも続けようって思ったんですよね。

松尾:当時、恵比寿マスカッツはもうデビューしてましたよね。他にもAV女優のアイドルグループがいくつかあって、きっとその流れなんでしょうけどね。ただ、原宿☆バンビーナは中々上手くいかない日々が続いたと。

早川:2019年にはとうとうメンバーが2人になっちゃって。まぁ何せお金にならないので……。何から何まで全部自分達でやっていて、ほんとにお金の話だけすれば、マイナスでしか無いんですよ。だからアイドルって本当に大変だなって思いますよね。

松尾:でも自分から参加したってことはアイドルをやりたいって気持ちはあったんだよね?

早川:そうかも。でも、アイドルをやりたいっていうよりはバンビーナを踏み台にして、自分の知名度が上がって、仕事が増えたら良いなと思って(笑)。まぁ、元々体育会系なところもあるし、アイドルは団体行動だから向いているのかもしれないですけど。もちろん、思っていても言えないことも沢山あるし、周りに迷惑をかけることも出来ないし、色々と難しい点もありますけどね。

松尾:非常に珍しいタイプですよね。AV女優さんは単独行動の女ばかりですので(笑)。基本的に団体行動が出来る人はAV業界には少ないですよ。そういう意味でAV業界の中では、とても珍しいタイプだと思います。シングル戦が基本ですから、この世界は。共演ものも多いんですか?

早川:最近は全然無いですね。昔の方が多かったかも。

松尾:共演ものって大変そうですよね。僕はAVはシングルマッチが良いタイプというか、シングルマッチしかやらないんですが(笑)。そもそもAVの世界って基本的に女の子社会じゃないですか。そういうことにストレスを感じたりはするんですか?

早川:「自分が自分が」って前に出たくなるのは分かるし、私自身もそういうタイプなんですが、共演ものはチームプレイというか、自分本位だとダメなので、そういう子を見ると「あぁ……」って思う部分はありますね(笑)。

松尾:AV女優をやっていて良かったと思う瞬間は?

早川:それはたくさんありますよ。色々な役を演じることが出来て、非日常的なセックスが出来ること。しかも病気の心配も無く、安全に。あとはAV女優っていう看板を背負うことで、芸人さんとかYouTuberの人と一緒に仕事をしたり、ピンク映画に出演したり、セックスだけじゃない仕事も含めて色々な経験が出来ているので、そこに関してはやっていて良かったなと思いますかね。

松尾:それだけあるならAV女優をやっていて良かったと自信を持って言える訳ですね。

早川:もちろん言えます!

松尾:ただ、これから先のことについてはちょっと悩んでいると(笑)。

早川:どうしたら良いか教えてくださいよ、松尾さ~ん!

松尾:僕には分からないですよ(笑)。Twitterとかでアンケート取ってみたら良いんじゃない?

早川:それは嫌です(笑)。まぁ、今すぐ辞めたいとかそういうことでは無いので、自分のペースで続けていこうとは思っているんですけど。

松尾:将来的に結婚したり、子供が欲しいみたいな気持ちはあるんですか?

早川:相手がいないもん(笑)。

松尾:そういうのは無しですよ。それは調子の良い女が言うことです(笑)。相手はいくらでもいるでしょ。

早川:冷たい! 松尾さんのこの発言、絶対使ってくださいね! ひどい!!

松尾:いやいや(笑)。自分の娘がAV女優になりたいって言ってきたらどうします?

早川:えー何ともいえないなぁ~。「お母さんもやってたじゃん」って言われちゃいますよね(笑)。ただ、結局は自分の人生ですからね。うちの母親も私に対して、「あなたは絶対に私が思っているようには育たない」って良く言っていたので。自分の思うとおりに生きるのが一番だと思います。