カンパニー松尾の「華麗なるおっぱい」 東条蒼編

by Keita Miki

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東条蒼
AV女優。2019年2月にAVデビュー。現在はAV女優によるアイドルグループ・マシュマロ3d+ team メレンゲの一員としても活躍中。

松尾:1本やってみて、嫌じゃなかったらそのまま続けたと。

東条:いや、1本のはずが既に3本になってました(笑)。

松尾:あぁ、東条さん的には1本撮ったつもりだったけど、それがもう3本分だったんですね(笑)。まぁ、3本も10本も一緒ですからね。

東条:ストレスも無かったし、楽しく出来たから全然良いんですけどね。

松尾:結果的に現場ではチヤホヤされたんですか?

東条:「私、今日AV女優になったばかりだからそんなにしなくて良いよ」って思うくらいにチヤホヤされました(笑)。最初はめちゃくちゃ戸惑いましたね。

松尾:現場ではお姫様扱いですからね。

東条:デビューしてからSNSもスタートして、そこでもみんなチヤホヤしてくれますしね。ファンレターとかプレゼントを貰うこともあって、私はこんななのに、応援してくれている人がいるんだって思ったら嬉しくて、すっかりハマっちゃいました。

松尾:自分の中の社会が1つ増えた訳ですからね。今でも辞めずに続けているってことは、東条さんはAV業界に入って良かったんだと思いますよ。

東条:強いて言うならデメリットは彼氏が出来ないってことぐらいですけど、それも本当に欲しかったら辞めてると思うんで、そこまででも無いんでしょうね。

松尾:周囲の人にはバレました?

東条:バレてますよ。学生時代の友人も、親も、兄弟も、みんな知ってます。

松尾:それはどうやって対処したの?

東条:兄とは1つしか年齢が変わらなくて、兄の友達もみんな私のことを知ってるので、いつかバレるなと思って、自分から兄には伝えたんですよね。そしたら「親に相談するね」って言われて(笑)。

松尾:家族会議?

東条:家族会議とまでは行かないですけど、親にも兄にも「絶対に辞めない」って宣言はしました。もちろん色々なことは言われましたけど、今でも辞めろとは言われていないですね。もちろん、応援してくれている訳でもないですけど。

松尾:まぁ、応援されても……ってところはあるよね(笑)。

東条:なんか私、変に真面目な部分があるというか。

松尾:そうそう、真面目なんだよね、何かと。しっかりしているんだけど、やっていることは滅茶苦茶というか。あなたの中に冷静な部分と大胆な部分が同居していて、それが混ざり合って、”静かに狂ってる”って感じ。AVやりながら、SNSで男と知り合ってエッチしてる人って、今時いないですからね。でも、そこが東条さんの面白いところだと思いますよ。何をしても”寂しさ”が埋まらない感覚。そもそもAV女優になる前に、AVを見る機会ってあったんですか?

東条:たまに見てましたよ。あとはSNSでオフパコ動画が流れてくるんで。他人のセックスを見る機会はありました。でも、熱中していた訳では無いんですよね。

松尾:そこも携帯なんだ(笑)。でもさ、AVを見るのと自分が出るのは全然話が違うじゃない?

東条:そう。だから私、自分が出演している作品は見られないんです。自分の喘ぎ声も聞きたくない。だからAV女優をやっていますけど、有名人になったつもりは無いし、AVに出ているっていう意識も無いです。