Photo:Takuya Murata | Interview&Text:Yu Onoda | Edit:Keita Miki
— まず、お二人の出会いについて教えてください。
木村太一:僕が所属するプロダクションがSeihoくんと仲良しで、CM制作の時に紹介されたのが最初だよね?
Seiho:うん。音楽を提供しつつ、CMに出演もしたんですけど、その撮影を通して仲良くなりました。僕と太一くん、あと、5lackもみんな同い年だったりして、どこか通じるところがあるというか、太一くんの作品はピュアなところがすごい良くて。SNS上の振る舞いは、それが反転して、外から何かを守ろうと硬い鎧みたいになっているんですけど(笑)、めちゃくちゃいいヤツなんです。
木村太一:守るって何をよ(笑)?
Seiho:はははは。もう少し突っ込んで話すと、表現において、過去は過去、日常は日常、未来は未来として描かれるのが普通じゃないですか。太一くんの作品では、それらが1つの映像として現実に発生するんですけど、それは僕が作品を作る時のテーマでもあって、太一くんとは共通するものがあると一方的にシンパシーを抱いていますね。
木村太一:そんなまともなことを言ったの初めてだよね? いや、Seihoくんにはよく作品の感想を訊くんですよ。でも、「いいんじゃない?」くらいのことしか言わないから、たぶんビジネスで僕のことを使っているんだろうなって思っていたんですけど、ちゃんと考えてくれていてうれしいですね(笑)。