ファッションブランドがCDに!? [.efiLevol]が考える新たなコラボレーションのカタチに迫る

by Mastered編集部

当サイトでも度々そのユニークな試みをご紹介している東京新世代の注目ブランド、[エフィレボル(.efiLevol)]。異例の“じゃんけん制度”や“無料コーナー”を設置したセール、渋谷109前でのゲリラショー、旗艦店「SHOP」における刺繍加工サービスなど、確固たるファッションブランドとしての地位を確立しながらも、いつでも楽しむことを忘れないその独自のスタンスは、我々にファッションの楽しさを強く再認識させてくれます。そして去る2月15日、なんと同ブランドがCradle及びCradle Orhcestraの中心人物として活躍するInherit aka DJ Chikaとタッグを組み、変名プロジェクトSpruzzataとしてアルバム『Advisory』をリリース! 今回Masteredではこの異色のコラボレーションの真相を探るべく、エフィレボルのデザイナー/ディレクターである阿久津誠治氏とデザイナーである飛世拓哉氏、そしてDJ Chika氏による3者対談を敢行しました。
過去にはDe La Soul、Guru、Giovanca、Speechといった世界のトップ・アーティストとも競演を果たしているDJ Chika氏と、エフィレボルの意外な共通点、そして、エフィレボルが考える新たなコラボレーションのカタチとは一体どんなものなのか。その答えをMasteredのためだけに用意してくれた音源のショートバージョンと共に、ゆっくりと紐解いていくとしましょう。

Photo&Interview&Text:Mastered
撮影協力:Malmö

「悪い言い方をするとファッションブランドのCDなんて『どうせ、へなちょこな音楽が入ってるんだろ』っていう(笑)。そこにカウンターパンチを入れたかったんです。」(阿久津誠治)

— まずはこのプロジェクトがスタートした経緯からお話を伺えますでしょうか。

阿久津:自分達が最初にブランドを立ち上げた時に、単純に見せるもの全てをブランド化したいという考えがあったんです。うちのブランドでは毎回、様々なインスタレーションをやってるんですが、それも全体、トータルでの服への深みが欲しいという理由からで。デザイナーとは言っても、「ただ服を作るだけの人」という考え方ではない、別の切り口でやっていきたかったんですよね。そうすると、やっぱり自然と毎シーズンのクリエーションに合わせた音楽がそこには必要だよねっていう話になる訳で。そんな流れが前提としてあって、それで、僕の地元の先輩にクラブのオーナーをやっている人がいるんですけど、最初はその人にChika君を紹介してもらったんです。

— ということは、ファーストコレクションから既に音楽を制作されていたんですか?

阿久津:そうですね、一番最初から。

— 最初に頼まれた時はChikaさんはいかがでしたか? 洋服を音にするっていうのはかなり難解なオーダーではないのかなとも思うのですが。

Chika:いや、コレクションごとのビジョンが思っていたよりも阿久津さんのなかで明確に固まっていたので、そんなことも無いですよ。阿久津さんから聞いたイメージを音楽に変換するっていう作業でしたから。逆に、それまで俺は何も無い状態からトラックを作る仕事しかしていなかったから、面白かったし、すごくやりやすかった。実は詩が先にあって、曲を後からつけるような作業はほとんど初めてだったんです(笑)。
もう少し具体的に言うと、阿久津さん達の方からこんな感じの音が良いっていうアイディアがどんどんと出てくるから、それを吸い上げて、俺がまとめるって感じですかね。こういう言い方をすると、なんか自由が無いようにも聞こえるけど、そんなことは全然無くて。俺が今回DJ Chikaではなく、Spruzzataという別名儀を使ったのも、エフィレボルという1つのクルーの中の音楽担当みたいな気持ちでやりたかったからなんですよね。

阿久津:本当に(笑)?
それはすごく嬉しいなぁ。

— 今お話のあった具体的な音のイメージというのは阿久津さんと飛世さん、お2人で考えているんですか?

阿久津誠治
セレクトショップバイヤー経験後、表参道にてショップ立上げに関わり、ディレクター、バイヤーを兼任。エフィレボルでは主にディレクションを担当し、デザインも手掛ける。

阿久津:そうですね。音のアイディアは内部できちんと話しあってからChika君に伝えていました。まずは、洋服のテーマについて話をして、「今シーズンはこんなイメージで、こういう意味が込められているから、こんな感覚の音を…」というようにオーダーを投げるというか。なので、かなり抽象的なオーダーにはなるんですが(笑)。

飛世:本当に感情的というか、精神論みたいなところから入ることもありました。もちろん、音として具体的に提案することもありますけど。

阿久津:そうそう、「こんな曲がイメージに近いです」ってプロのアーティストの曲を投げてみたりもしましたし。そこからChika君が、発想を膨らませて「こんなのどう?」ってトラックを1回投げてくれて。そこから、ああでもない、こうでもないって実際に会話をしながら作り上げていった感じですね。

— 1曲を制作するのにどれくらいの時間がかかるんですか?

Chika:どうだろうな…。実際に俺が曲を作る時は早ければ1日で出来ちゃうんですけど、ミーティングや曲を渡してからのやりとりも含めると1ヶ月ぐらいはかかってるのかな。

阿久津:うん、だいたい1ヶ月くらいですね。

— CDとしてリリースするまではブランドとしてどのように作った楽曲を使用していたのでしょうか?

阿久津:展示会でかけたり、ショートムービーのBGM、あとはショーのエンディングテーマとか要はテンションの上がるポジションで使わせてもらっていました。次の秋冬でも1曲は作ってほしいなと思っています。ただ今回こういった形でCDをリリースさせてもらったので、その時にはまた新たな形で再始動しようかなと。名義も“スプルザッタ“から、“エフィルザッタ“に変更して。ツインラッパーで。

一同笑

— 制作した楽曲を何らかのパッケージにすることは最初から頭の中にあったんでしょうか?

阿久津:そこは単純に僕らはChika君にすごく助けてもらっていて、感謝もしているから、お返しできるとしたらそういうことしかないのかなと。そういう部分もあって、いつかはCDを出したいですねって話は最初の方からしていましたね。でも元々は5年プロジェクトだったんですよね?

Chika:そうそう。

阿久津:とりあえず、パッケージ化の話は抜きにしても5年間は一緒にやろうって話をはじめにしていたんです。

— でもCDというパッケージでは無くても、もっと簡単に、例えば配信という選択肢もあった訳じゃないですか。そこをあえてCDにこだわった理由というのは何かあるのでしょうか?

阿久津:え、だって欲しいでしょ…?

一同笑

飛世拓哉
文化服装学院アパレルデザイン科卒業。第29回神戸ファッションコンテストグランプリ。セントラルセントマーチンズBA科留学。ロンドンファッションウィークにアシスタントデザイナーとして参加。Riccone Moda Italia参加。

阿久津:俺、基本的に音楽はダウンロードしないんですよ。CDを必ず買うんです。やっぱりパッケージとかジャケットも含めて愛着が湧くものじゃないですか。もちろんiPodは便利なんですが、あの中にデータとして音楽が入っているのはどこか物悲しいというか、聴いていても本質がきちんと伝わらない気がしちゃうんですよね。ライナーノーツを読むのも好きだし、トータルしてCDというメディアがすごく好きなんです。現代社会にはちょっと逆行している意見なのかもしれないけど、正直、CDが売れなくなってきている今の現状は、もったいないと思っていて。それは洋服についても同じ事が言えるんですけど、そういう気持ちが表れた結果…なんですかね?

Chika:そうですね。まぁ配信だけだと今の時代は誰にでも出来てしまうから。やっぱり音楽をしている立場から言わせてもらうと、CDにしないのは少し寂しいというか、あまり意味がない感じがします。

飛世:こう、「世の中に出た!」って感じがありますよね。やっぱり、店に並ぶっていうのは良いですよ。あと、CDはみんな同じ形、同じ大きさのパッケージが並んでる中で音以外のところでもデザインをしていくじゃないですか。そういう世界観を目に見える形で出せるのがCDの良いところなのかなと思います。

— アナログ盤はリリースしないんですか?

阿久津:アナログ盤は…どうなんですかね?

Chika:アナログはいくらでも出せますよ。ただ完全に真っ赤になりますけど…

一同笑

阿久津:今はDJでもアナログでまわしてる人が少ないですもんね。

Chika:それで出来てしまいますからね。現場にハードディスク1つ持ってきてやるような感覚。

阿久津:だから、そういうのも含めてすごく寂しくなってきていますよね。便利で合理的なのかもしれないけど、結果的に厚みが無いというか。例えばDJが現場でiPodをいじってたらなんか寂しくないですか? いや、元々電子系で、カオスパッドをバンバンいじって、それをライブセットでやってるような人だったら全然良いんですよ。でもそうじゃなくてDJなのになんかこう、スクラッチも無いって超寂しいですよね…

— たしかにそうですね。ものとして愛着を持ってるかどうかっていうところが大事な気はしますけど。

阿久津:そうそう。だからたぶんこの先、きっとまたそういう流れになっていくような気はしているんですよね。まぁ、要するに「やっぱりCDはいい!」ってことで。

一同笑

— 先ほど洋服についても同じことが言えるとおっしゃっていましたが、その辺りは具体的に言うとどういうことなのでしょうか?

阿久津:うーん…なんか全てが簡素化してきたというか、“服に対する重み”みたいなものが段々と無くなってきているような気がするんですよね。それこそ、昔はそのブランドの洋服を着ることで自分が上がるというか、「俺は今このブランドの洋服を着てるんだ」って思わせるようなパワーが、ブランドにも洋服自体にもあったと思うんです。でも、今は正直そこまでパワーのあるブランドって、自分達も含めて無いですよね。まだそこに行き着けていないっていうのが正直な今の状態で、もちろんそこには社会的な流れもあるけれど、洋服を作っている立場からすると、いつかはそうなりたいという気持ちはあります。洋服って本来、人を飾るものだから、その人がどういう感性の人かっていうのが服装から表れてくるじゃないですか? だから、みんなが周りの意見に流されず、自分の感性にはまるブランドをきちんとチョイスしてくれたらいいなぁと。長々と話しちゃいましたけど、これも簡潔にまとめると「やっぱり服はいい!」ってことで。

一同笑

阿久津:いや、でも冗談じゃなくてその両方をちゃんともう1回再認識してくれたらすごく良いなぁと思っていて。

— たしかに90年代に見られたような、圧倒的パワーを持ったブランドって少なくなってきましたよね。

飛世:そういう意味で言えば僕らが今回CDを出すことに決めたのも、洋服からだけではなくて、「こんな音楽を作ってる人たちが作る服ってどんなものなんだろう?」っていう逆の発想からブランドとしての方向性を発信していければと思ったからで。音楽に限らず、インスタレーションでも映像でも良いんですが、洋服以外の部分から自分達の考えを分かってもらえたら良いなという気持ちは常に持っています。

— でも、面白いのは音自体がエフィレボルの洋服からイメージされる音とは少しずれてるってところなんですよね。

阿久津:そう、そこなんですよ。そこが僕らとしても一番面白い部分というか、たぶん普通の人はエフィレボルがCDを出すって言ったら、恐らくジャケットも含めて、もっといわゆるアーティスティックなものを想像すると思うんです。悪い言い方をするとファッションブランドのCDなんて「どうせ、へなちょこな音楽が入ってるんだろ」っていう(笑)。
そこにカウンターパンチを入れたかったんです。それはChika君ともいつも話していて、僕らのブランドから想像も出来ないような音楽が僕らのCDから流れてくる感覚って、たぶんすごく新鮮だと思うんですよ。実際僕らがヒップホップを聴かない訳では無いし、当然、色々なものを通ってきた上での結果なんですが、なんというか、不思議なことに、漂っている空気感にはエフィレボルっぽさがあって。最初は少し変な感じがするんですけど、その感覚はすごく面白かったですね。

Chika:うん、面白かった。やってて、違和感がないんですよね。

— 実際、好きな音楽は似ていたりするのでしょうか?

阿久津:今リアルに一番好きな音楽のジャンルというとまた少し違うところにあるんですが、共通項はたくさんあるし、話は自然と通じますね。

— 阿久津さんはこれまでどういった音楽を通ってきたんでしょうか?

阿久津:僕は元々はパンクなんです。パンクシーンが好きで、それこそ『LONDON NITE』に頭ツンツンにして行っていたような感じ。その流れがあって、ファッションに目覚めたのも元はと言えばパンクがきっかけなんですよね。まぁ、今は“へなちょこ音楽”にいっちゃってる系ですけど(笑)。
最近はずっとアシッドポップというか、変なフォークエレクトロみたいなものにはまっていて。Sufjan Stevensとか聴いちゃってます。すごくナードで、声もださいんだけど、なんかうるっときちゃうんですよね…(笑)。

— 飛世さんはいかがですか?

飛世:僕はあまり海外のものは聴かなかったですね。中学生の時にFishmansにはまって、それから日本のヒップホップ、いわゆる『さんピンCAMP』とか、あのあたりのものに夢中になりました。それからちょくちょくクラブに行くようになってDJ KENSEIとか、DJ KRUSHのイベントにはしょっちゅう顔を出してましたね。で、その辺りから海外の音も聴くようになってAnticonだとか、Company Flowに手を出したって感じでしょうか。

Chika:飛世くんは結構アブストラクトなものが好きだよね。

飛世:そうですね、アブストラクトとかダブ。その辺りがすごく好きでした。

— Chikaさんは音楽遍歴的にはどういう感じになるのでしょうか?

DJ Chika
DJ / TrackMaker / ProducerのInherit aka DJ Chika 、Cradle 1stアルバム「Attitude」や、ソロ・アルバム「Up the river」「Pledge To The Music」等を経てCradle Orchestra名義のアルバム「Velvet Ballads」「Transcended Elements」では、Blackthought(The Roots)、CLSmooth、TalibKweli、AloeBlacc、Rakaa 、Speech、Guru(Gangstarr)、De La Soul、Hocus Pocus、Giovanca、Camp Lo、といった世界のトップ・アーティストと競演を果たす。
2012年5月には新しいユニットacro jazz laboratoriesのアルバムのリリースも控えている。これからも幅広い活動の中から培われた技で今後も多くのリスナーを魅了していく事であろう!

Chika:まず、中学校の時にバンドを始めて、

阿久津:えっ! バンドやってたの!?

Chika:うん。

阿久津:今初めて知った(笑)。

Chika:そうそう、ギターボーカルで、

飛世:しかもボーカルだったんですか(笑)

Chika:そうだよ。その頃はまだ日本にヒップホップなんて無かったから、普通にスラッシュメタル全盛期で。MetallicaとMegadethのコピーバンドをやっていました。それで高校に入るぐらいになって、少しスケートに興味が出てきて。そうするとニューヨークのメロコア、ハードコアに自然と触れるようになる訳ですが、その流れでAnthraxとパPublic Enemyが一緒にやってるのだとか、Run-D.M.C.とAerosmithの“Walk This Way”を見て、「あっ、これはやばい」と。でもバンドをやっていくのって結構大変だったから、1人でやれるものを考えたらDJが良いのかなって思って。最初はスクラッチを超練習して、それから段々とDJとして活動し始めた感じですね。意外と打ち込みのトラックを作り出したのは遅いんです。

— なるほど。でもお話を聞いているとたしかにしっかりと共通項があるんですね。

阿久津:そうですね。まぁ、昔は今よりもそれぞれのシーンがはっきりとしていたから、盛り上がりの勢いも違いましたよね。今は良くも悪くも全てのジャンルが平均化されているから、個人個人で好きなものを掘り下げる以外に出会う方法が無いんじゃないかな。変な話、ある種の押しつけみたいなのも必要なのかなって、思うんですよね。問答無用で「馬鹿やろう! 今はこの音が一番格好良いんだよ!」って言うような。

— 根拠のない自信みたいなものですよね。

阿久津:そうそう。それに引っかかっちゃった人がまた別の人に押し付けるっていうような。

Chika:洋服もそうなのかもしれないけど、いわゆる“キッズ”って呼ばれるような子たちが少なくなってるんだよね。付いてくる人が少ないから、なかなかムーブメントにはならない。そう考えるとどうしても勢いは無くなるよね。

— それぞれアルバムの中で好きな曲があれば教えてください。

阿久津:俺は“BOTANICAL”っていう曲が好きというか、結構泣けちゃいますね(笑)。
生音、ストリングスを始めて使ってくれた曲なんですけど、たぶん始めてから3年目ぐらいに作った曲で。ちょうどその時の僕らのインスタレーションが、100平米ぐらいのスペースを全部森にするって内容だったんですけど、ストリングスの奥行きみたいなものが、その光景とすごくリンクしていて。だから、それを聞くとあの時の全てがフラッシュバックして、ちょっとやばい(笑)。

飛世:僕も“BOTANICAL”は好きですけど、初のラップ入りの曲になった“TOKYO RRESORT”も印象的ですね。

阿久津:あれもやばい(笑)。

飛世:あの時は渋谷の109の交差点でゲリラショーをやったんですけど、トラックからあの音が鳴り始めた時の“わくわく感”って、今でも昨日のことのように思い出すんです。すごく音楽とマッチして、自分の鼓動が上がっていくのが分かって。映像と音楽が鮮明に蘇ります。

Chika:俺はなんだろうな…。“LOND-PARI-TOKYO”ですかね。最後に急遽ラップを入れた曲。これ意外と好きだなぁ。でも結構、音楽を作っている人たちって新しい曲が好きなんですよね。どんどん上書きされていくから。

飛世:服もそうですもんね。その時の気分が一番反映されているのって一番直近のコレクションだし。

阿久津:でも今話していて思ったけど、音楽って重要ですよね。良くサザエさんの音楽が流れると寂しくなったりするとか言いますけど、それと同じで思い出として記憶させる能力としては、音楽があるかないかで全然違いますもん。その時はなんとなく聞いているだけかもしれないけど、後に残るイメージってすごい。

— 今ショーのお話がありましたが、今回のCDはエフィレボルのファン以外の人も楽しめる内容になっていますか?

阿久津:絶対そうだと思います。このCDをきっかけに僕達の服を知ってもらうことだって出来るだろうし、可能性は無限大だと思います。それと、ショーが終わった後に「あの音誰なの?」って聞かれることもすごく多かったので、そういう人たちにとっても嬉しいものにはなっているかと。

Chika:それはすごく嬉しいことですね。音楽をやっている人にとって「あの曲誰?」って聞かれることほど、嬉しいことはないですから。

— 現在はショーは行っていないですよね。今後またショーをやる予定はあるのでしょうか?

阿久津:ほんとは今回もやる予定だったんです。久しぶりに派手にやろうかと思ってたんですけど、結果的に言うと、今はまた違うものを作り始めていて。かなり挑戦的な内容なんですが、そこには音楽も絶対必要なので楽しみにしておいてください。

— チカさんは今後このプロジェクトで実現してみたいことっていうのは何かありますか?

Chika:まぁ、バカみたいなイベントができたら最高だよねっていうのはあるかもしれないです。

— 逆にChikaさんが洋服を作るみたいなことはどうなんですか? Kanye WestやDrakeみたいに。

Chika:うーん…あまり願望はないですけど、そうですね、やってみますか(笑)。

阿久津:それはそれで面白いんじゃない? ヒップホップから見たモードというか。

Chika:まずはダイエットからですね。エフィレボルが着られるサイズになってから

一同笑

阿久津:いや、でもそういう企画も面白いのかもね。ブランド名も変えて、いつもとは違うアプローチを俺らがまとめるっていう。

Chika:たしかに。今俺がやっているようなメロウなヒップホップを聴いている人たちってどういう服装してるのか分からない部分もあるから、そういう人たちに向けたものづくりをしたら面白いのかもしれない。

— じゃあ次のChikaさんのアルバムにはエフィレボルのTシャツを特典として、ぜひ。本日はありがとうございました。

Spruzzata 『Advisory』

発売中

FAMC-077 / 2,100円
(.efiLevol)

1. Intro
2. Beautiful Lies
3. TOKYO RRESORT(BAD CITY)feat Nieve
4. RESET
5. RAIN
6. LOND-PARI-TOKYO(Days…)feat Othello
7. SHUTTER
8. NOTHING IS BEAUTIFUL
9. AWAKENING
10. froLic..
11. BOTANICAL
12. Outro