[バーバリー(BURBERRY)]のレインコートって、それ自体が「バーバリー」という名前だったと知ってた?言い換えれば、「バーバリーのレインコートの一般名称」そのものがバーバリーだということ。これって実はかなりスゴイ。他のブランドでは聞いたことがない。しかも、名付けの親は稀代の洒落者、ウィンザー公ことエドワード8世だというから、ファッション好きなら一度は袖を通しておいたほうが良い。そんな由緒正しきバーバリーのレインコート=トレンチコートについて、もっと詳しく知っておこう。
トレンチコートのスゴイ歴史。
その後、エドワード8世にも愛用され、バーバリーのコートが必要なときには「私のバーバリーを持ってきなさい!」と言っていたというのは、あまりにも有名。「英国王室ご用達」のいわゆるロイヤルワラントを2度も授かるブランドとなったわけです。
1901年には、英国軍対御用達の紳士服店兼デザイナーになり、トレンチコートの前身となる「タイロッケン(tie rocken)」コートが登場。ウェストにベルトがついて、段々と形もトレンチコートっぽくなってきました。
さらに、時代は進んで第一次世界大戦。この時、塹壕(トレンチ)での戦闘に対応できるよう改良され、「トレンチコート」として知られるようになったのだとか。ちなみに、このあたりの歴史についてもっと詳しく知りたい方は、バーバリー公式サイト上のヘリテージコーナーで資料とともに見ることができるので、そちらを参照のこと。
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