10 Of The C: Vol.14 福薗英貴(Smith & Hardy デザイナー/TAKEO KIKUCHI デザインディレクター)

by Mastered編集部

巷を騒がすクリエイターたちの持ち物って、どんなもの? Mastered編集部が今気になるクリエイターに、愛用の私物の中から、これぞ!と思う10個のモノを厳選してご紹介していただくコーナー「10 Of The C」。第14回目となる今回は、自身のブランド[スミス & ハーディ(Smith & Hardy)]を展開する傍ら、[タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI)]のデザインディレクターとしても活躍中のデザイナー、福薗英貴氏にご登場頂きます。
アントワープ王立芸術学院を日本人として初めて卒業し、帰国後はメンズブランド[ウェアラバウツ(WHEREABOUTS)]を立ち上げたことでも広く知られる福薗氏ですが、そんなグローバルな視点を持つ同氏が今回は“青いモノ”というテーマでお気に入りの品々をセレクト。同じく“ブルー”というカラーが重要なキーワードとなったスミス & ハーディの2013年春夏コレクションの仕上がりも楽しみにしつつ、じっくりとご覧くださいませ。

PHOTO:SATORU KOYAMA (ECOS)

#1. ニューヨークモチーフのベースボールキャップ

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「ニューヨークが元々すごく好きなんですが、更にネイビーのベースボールキャップも好きなので、ニューヨークモチーフのベースボールキャップは自然といつも鞄の中に1個は入っていますね。新品・古着問わず、お店で見つけたら購入するのはもちろんですが、友人が被っているものを無理矢理奪ったりもします(笑)。
まぁ、それくらい好きだってことですね。」

#2.プラダ(PRADA)のポーチ

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「僕は財布やバッグをほとんど持たないので、いつもこういったポーチを代わりに持ち歩いています。持ち歩くにはサイズ感もこれくらいが丁度良いし、お金、領収書、携帯等々、何でも1つにまとめられるのが良いですね。普段はほとんどこれ1つで用が済んでしまいます。」

#3. エルメス(Hermès)の小銭入れ

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「ただ革を折り畳んだだけのシンプルな小銭入れ。個人的に、あまり付属の付いていないすっきりとしたデザインの物が好きなので、見た目はこれくらいサラッとしている方が良いですね。日本にいる時には小銭もポケットに入れちゃうんですけど、海外だとそうも行かないので主に海外用です。色もすごくキレイで気に入っています。」

#4.ブラウン(BRAUN)のアラームクロック

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「いつも持ち歩いている時計。腕時計もするんですが、このサイズがすごく好きなんです。黒と白は良く見かけるんですけど、実はネイビーもあって。このちょっとイケてないネイビーっていう色味が絶妙なんですよね(笑)。」

#5.『Marlboro Menthol』(ブルー)

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「僕は喫煙者なんですが、全てのタバコのパッケージの中で一番好きなのがこれ。日本では残念ながらこの色は発売していないので、アメリカに行った時に大量に買ってきます。味も日本のものとは全然違う。でも、あまり美味しくは無いですね(笑)。
それでも大量に買ってしまうくらい魅力的なパッケージです。抜群にキレイですよね、この青は。」

#6. ハーシーズ(HERSHEY’S)の『JOLLY RANCHER』

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「これもアメリカに行った時に必ず買ってくるものですね。言い方は悪いですが、すごく“ちゃちい”味なんですよ(笑)。
色々な味が入ってるんですが、“Raspberry”と“Watermelon”が美味しいですね。アメリカのものにしてはマズイ味が無いっていうのも良い所。大味でいかにもアメリカって感じの飴ですが、逆にそういう所が気に入っていたりもします。」

#7. モレラート(MORELLATO)社製の時計ベルト

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「時計はもちろん好きなんですが、それと同じ位に、このモレラートというイタリアの会社が作るベルトが好きで。所謂ミリタリーベルトなんですが、これはキャンバス地の裏に革が打ってあるので、NATO軍が使用しているようなナイロン製のペラペラなものでは無く、もっとしっかりとした感じ。一番右は自分のブランドのものです。このブルーというカラーは春夏の新作ですね。」

#8. 菊池武夫の本

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「今ちょうど武先生(※菊池武夫氏の愛称)とお仕事をさせてもらっているんですが、この武先生の本も奇遇なことに“青”だったので紹介させてもらいたいと思います。すごくやさしい方で実際にお仕事をする中で色々と教えてもらっている訳ですが、この本には武先生がこれまでしてきた事が詰まっています。すごく大好きな人で、こういう大人になりたいなと常日頃思っているので、そういう意味では自分にとってのバイブル的な本と言えるのかもしれませんね。」

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#9. スミス & ハーディのデニムシャツ

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「1stシーズンからずっと定番的に展開しているデニムシャツで、ヨークが無かったりとか、裾のバランスだとか、自分なりに細かい部分にこだわったものですね。自分自身一番着る機会が多いですし、この色も気に入っています。この他、ノンウォッシュのタイプもあります。」

#10. スミス & ハーディのコーデュロイパンツ

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「これもシャツと同じく、ずっと定番的に展開しているものですが、インディゴ染めしたコーデュロイを使ったパンツです。本当にデニムのようにすごくキレイに色落ちしたり、アタリが出たりするので、我ながら良く出来たかなと。右が新品の状態で、洗っていくうちに左のもののように変化していきます。」