お洒落な人はやっぱり自転車もお洒落だった!ファッション業界のみならず、各方面の第一線で活躍する方々の自転車とそのファッションをスナップして、ややエンスー気味にお届けするこちらの企画。今回は、アタッシェ・ドゥ・プレスやブランディングなど、八面六臂の活躍を続けるプロモーションプランニング・オフィス「ムロフィス」のディレクター中室太輔氏と、その愛車『ヴァイキング(Viking)』のシクロが登場です!
#22. 中室太輔(ムロフィス ディレクター)
以前乗っていた『トレック(TREK)』のマドンが盗難され、「もうロードバイクには乗りたくない」と思いつつも自転車を探して、なかなか良い自転車には出会えずにいたところ、知人から譲り受けたのがこの『ヴァイキング(Viking)』のシクロ。美しいラグワーク、英国が誇るスチールパイプ製造の名門『レイノルズ(Reynolds)』が作った剛性バランスに優れたハイエンドなクロモリパイプをフレームに使用するなど、微に入り細に入り、英国的クラフトマンシップを感じさせるディテールが満載の1台です。
そんなブリティッシュな1台に合わせて、トップスには、背中全面に大きくプリントされたユニオンジャックが目を惹く『エフィレボル(.efiLevol)』のカットソーをチョイスしつつ、バッグは、クラシカルなルックスでありながらも本格派メッセンジャースタイルの留め具を採用した『UCS×PORTER』のもの、『フットザコーチャー(foot the coacher)』のシューズなど、古き好きライディングスタイルと、現在の実用性を加味したスタイリング。ヴィンテージの自転車に、ブローグの綺麗な短靴がよく似合います。
■Bike Spec
フレーム:Viking
フォーク:Viking
ステム:UNKNOWN
クランク:WILLIAMS
チェーンリング:WILLIAMS
ディレイラー:Cyclo gear company “BENELUX”
ペダル:UNKNOWN
サドル:BROOKS
リム:UNKNOWN
ハブ:UNKNOWN
ブレーキ:WEINMANN
ブレーキレバー:WEINMANN
それではみなさんお待ちかね。パーツをじっくりマニアックにチェックしていきましょう。まず、目に付くのが、フレーム同様、英国パーツメーカー『ウィリアムス(WILLIAMS)』のコッタードクランク!現在、通常の自転車に使用されてるクランクと異なり、クランクとボトムブラケット(ペダルを踏むと回転するクランクの軸のこと)を固定するのに、コッターピンと呼ばれるくさび形のピンを使用するというもので、現在スポーツサイクルではまずお目にかかれません。
そして、ディレイラーには、ヴィンテージ”シクロ/ランドナー”愛好家ならば、誰もが知っている英国の名門『シクロ(Cyclo gear company)』が創りだした歴史的名品”BENELUX”をチョイスするなど、ヴィンテージ好きをも唸らせるクールなパーツ選びです。
さらに、通常のものより、ずっと小さな泥除けや、各パーツに付けたヴァイキングブランドを示す”V”のステッカーなどは、当時のカタログを元に制作したものなのだとか。細部にまでこだわりが行き届いた至極の一台ですね。
さて、今回のスナップはいかがだったでしょうか。今後の目標を伺ったところ、「ツイードランのようなイメージで、ジャケットスタイルで乗りたい」とのこと。そんな冬のライディングスタイルもぜひチェックしてみたいところですね。それでは、また来週!
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