[Vivienne Westwood]がヴァージン アトランティック航空の新ユニフォームをデザイン。

by Mastered編集部

©Vivienne Westwood design team

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Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)]が、1984年に誕生したイギリスの航空会社ヴァージン アトランティック航空の新ユニフォームをデザインすることが発表された。

英国を代表するこの両社だが、今回はヴァージン アトランティック航空の全ユニフォームのリニューアルを手がけるという、長期に渡るパートナーシップを締結。キャビンクルーの他、パイロット、空港ラウンジ「クラブハウス」、そして「ヴァージン ホリディ」のスタッフなど、7,500名以上の職員が新しいユニフォームを受け取り、デザインのプロセスに関与することとなる。キャビンクルーや地上職員によるユニフォームの試着は2013年7月からスタートし、その後、クルーからの実用性や着心地などのデザインに関するフィードバックを経て、2014年、正式に新ユニフォームを導入予定。

新しいユニフォームは、サヴィル・ロウの伝統的なテイラリング技術と、ヴィヴィアン・ウエストウッドの不朽の技術ともいえる1940年代にフランスのクチュールデザインに用いられたカッティング技術を参考にし、未来的な作品を創り上げたいという考えのもと考案。現在はイラスト段階のものしか公表されていないが、ヴァージン アトランティック航空のキャビンクルーらしいグラマーでスタイリッシュなイメージが、新デザインに取り入れらるとのことだ。

この他、同ブランドはヴァージンの地上職員のために、リサイクルバッグもデザイン。なお、この発表に際して、ヴァージン アトランティック航空の社長、リチャード・ブランソンとヴィヴィアン・ウエストウッドは以下のようにコメントしている。

リチャード・ブランソン
「ヴァージン アトランティック航空は明確なスピリットを持ち、デザインの観点からも既存の規定に挑戦し続け、他から抜きん出てきました。現在のユニフォームは導入からすでに 10年以上経過し、他の航空会社にもコピーされるようになりました。このプロジェクトのために、デザイナーを選ぶ際、我々は当社の冒険心を共有し、現状に挑戦する信念を持ち、そして、本当に心に残る何かを生み出す人々と働きたいと考えていました。」

ヴィヴィアン・ウエストウッド
「私の服は、女性が持つ美しい身体のラインをとても大切に考えています。ボディコンシャスで、そしてグラマラスな砂時計のようなシルエットで、より女性らしさを与えます。人々がより個性を望ましく表現できるようなものをデザインしています。また、より環境に優しい素材を常に探究しています。今回、一緒に仕事をするヴァージン アトランティック航空はその調査を行い、エコに配慮したファブリックを探すことに尽力しています。」

©Soo Hyun Hong

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