押井守からバクシーシ山下まで。『VHS』に魅せられた人々の言葉からその魅力を紐解く、注目ドキュメンタリー。

by Mastered編集部

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時代と共に消えゆくメディア『VHS(Video Home System)』が何故いまも多くの映画ファンを魅了するのか。そんな疑問を基に、これまでにVHSが築いた功績を辿り、新たな視点で今新たに再燃するVHSブームを紐解く注目のドキュメンタリー作品『VHSテープを巻き戻せ!』が7月26日(土)より、渋谷アップリンクほかにて公開となる。

ジョシュ・ジョンソンが監督・脚本・原案を務めた本作品は、VHSに詰まった夢とチャンスと愛に焦点をあてた、愛すべき映画狂による映画愛溢れるドキュメンタリー作品。映画監督 押井守から、AV監督 バクシーシ山下まで、ビデオカルチャーの仕掛け人や生き証人、ビデオに魅せられた人々の言葉を通して、映像作品の”いまそこにある危機”を描く。

家にビデオデッキがやってきた日の興奮、ビデオテープをセットした時の感触、レンタルビデオショップの会員になった時の高揚といった“初体験”の数々、中古ビデオを探し歩いた徒労と充実の日々。儚くも美しいVHSの思い出と共に、ノスタルジーとテクノロジーをつなぐ愛のドキュメンタリーをじっくりと鑑賞するとしよう。

【『VHSテープを巻き戻せ!』】
2014年7月26日(土)より渋谷アップリンクほかにて公開
監督・脚本・原案:ジョシュ・ジョンソン 製作:キャロリー・ミッチェル 
撮影・編集・音響:クリストファー・パルマー エグゼクティブ・プロデューサー:フレディ・フィラーズ、パノス・コスマトス 
出演:アトム・エゴヤン、ジェイソン・アイズナー、フランク・ヘネンロッター、ロイド・カウフマン、カサンドラ・ピーターソン、押井守、高橋洋、千葉善紀、加藤和夫、藤木TDC、中原翔子、いまおかしんじ、バクシーシ山下 ほか
2013年/英語・日本語(英語・日本語字幕)/91分/ 配給・宣伝 UPLINK/宣伝美術:大橋祐介/宣伝:contrail
© Imperial Poly Farm Productions 
http://www.uplink.co.jp/vhs