キャリア40年の書体デザイナー・大平善道が手掛けるオーダーメイド印鑑ブランド[HOUSE OF HANCO(ハウス オブ ハンコ)]が、7月27日(土)、原宿VACANTにて文字を楽しむイベント『タイポにまつわるエトセトラ』を開催する。
普段、空気のように僕たちの生活に密着しながら、ときに主役級の輝きを持つ、タイポグラフィ。そんなタイポグラフィの魅力が、主催である大平善道氏をはじめ、タイポに関わるプロフェッショナルたちによって、トークイベントやワークショップ、文字フードを通して紹介される。文字の世界に魅せられ、熱き情熱を注ぐ人々が集結するその空間は、まさに”文字フェス”と呼べるだろう。
また、会場内では「HOUSE OF HANCO」の受注会が当日限定で行われる予定。“タイポ愛”を謳歌できるまたとないこの機会、是非参加してみよう!
【タイポにまつわるエトセトラ】
日時:2013年7月27日(土) OPEN 14:00 / START 14:00 / CLOSE 19:00
会場:VACANT(東京都渋谷区神宮前3-20-13 MAP)
TEL:03-6459-2962
入場:1,000円
主催:HOUSE OF HANCO – http://houseofhanco.com
http://vacant.n0idea.com
【トークイベント1 15:00~16:00】
教えて、モリサワの姫井晃さん「タイポグラフィの基本の”き”」
日本が誇るフォントメーカー・株式会社モリサワの姫井晃氏が、ドキュメントやデザインを美しく自分らしく見せるために知っておくべき、書体の知識 と感覚を伝授。書体の選び方、レイアウト手法、注目のフォントまで、ポイントを絞って書体の基本を紹介。
http://www.morisawa.co.jp
【トークイベント2 16:15~17:15】
ZENオールド明朝の大平善道に聞く「文字はこうして生まれる」
大平善道(タイプデザイナー) 聞き手:雪朱里(フリーランスライター・編集者)
クラシックであたたかみのある表情で数多くの広告に使用されている書体「ZENオールド明朝」。そのデザイナーである大平善道氏は、写植からデジタルフォントまで40年以上にわたり書体をつくり続けてきた。書体は、どのようにデザインされ、生まれるのか、文字誕生の舞台裏に迫る。
http://www.zenfont.jp
【トークイベント3 17:30~18:30】
一〇〇〇BUNKO発行人 松本弦人「巨大文庫のデザインと個人出版」
巨大な文庫シリーズ「一〇〇〇本」を立ち上げたデザイナー松本弦人氏が、写真集の写真集『町口覚 一〇〇〇』、世界のタイポグラフィー「Tokyo TDC 一〇〇〇」、偽サイン1000人切り『宇川直宏 一〇〇〇』(発行が間にあえば)を題材に、文字/デザイン/造本、そして個人出版の可能性までを一気に語る。
http://bccks.jp/store/senbon
【ワークショップ1】
「いんかん学校」 大日本タイポ組合
文字を題材に物作りをしている「大日本タイポ組合」が 本イベントのためにはんこをテーマにしたワークショップを開催。用意された三文判の中に自分の名前、イニシャル、記号を探し出し、それを削り出してはんこをリメイク!
http://type.org
【ワークショップ2】
「カナ紋カードづくり」 真映社
イラストやロゴを活版印刷する際に欠かせない「版」。 真映社は創業昭和34年、神田にある製版屋です。今回特別に「ZEN丸ゴシックN」のカタカナ紋の樹脂製版を用意。好きな紋を組み、アメリカ発の卓上レタープレス機を使って活版印刷体験を楽しめる。http://www.shin-ei-sha.jp
【ワークショップ3】
「原宿にテキンがやってきた」 Bird Design Letterpress
古き良き時代の手動印刷機「テキン」。今ではほとんど使われていない、このテキンを使ってポストカードを作成。絵柄はデザイナー松本弦人氏が所蔵する アンティーク木活字の中から好きなものを選ぶことが可能。 http://birddesignletterpress.com/
【そのほか】
「文字ごはん by ROCKET」
食とアートをテーマに、フードイベントを企画する ROCKETがフードを担当。文字づくしの一日、せっかくなので言葉だけではなく、文字を口にしてみよう!と、magmaが内装やロゴを手がけた素朴で変わったパン屋さん「シンボパン」と、映画を題材にユニークなお菓子を作る「cineca」による、文字やタイポグラフィ、フォントを用いた、思わず口にしたくなるフードを提供予定!
http://www.rocket-jp.com