その名も『アーキテクチュラルポテリー(Architectural Pottery)』。
オリジナルは1950年代までさかのぼり、あの有名建築「ケーススタディハウス」の#21や#22(ともにピエール・コーニッグ設計)でも印象的な使われ方をしていたマスターピースです。
現在でもヴェッセル(Vessel)社によって忠実な復刻品がアメリカ本国では販売されているものの、残念ながら日本国内ではごく限られたショップで見かける程度の隠れた存在でした。
しかしこの度、北欧家具の販売などで名を馳せたエルモルイスが正規代理店となり、日本でも本格的に展開されることに。
そしてそれを記念し4月に開催された「TOTAL」展の様子を収めた写真集が、今回ご紹介する「TOTAL Exhibition Book」というわけです。
プランターをより魅力的に見せるべく、フラワーアーティストの東信氏が率いるジャルダン・デ・フルール(JARDINS des FLEURS)が鉢植えの監修し、さらに新進気鋭のアーティスト、佐々木憲介氏のペインティングを同じ空間に展示するという、非常に意欲的な内容だった「TOTAL」展。
それを、ファッション界を中心に活躍するフォトグラファー、高木康行氏が見事に切り取っています。
アーキテクチュラルポテリーが持つ造形美、植物が見せる神秘的な表情、そしてそれらを余すことなく伝える美しい写真と、さまざまな楽しみ方ができるおすすめの一冊です。
お求めはTOKYO CULTUART by BEAMS、またはElmo Lewis Inc.まで。
「Mastered」は、
2017年5月までEYESCREAM.JPだったサイトが生まれ変わった、
新しいファッション&カルチャーメディアです。