THA BLUE HERBの新曲”ING / それから”が10月2日にリリース

by Keita Miki

7年ぶりの新作『THA BLUE HERB』を発売し、現在全国ツアー真っ只中のTHA BLUE HERBが早くも新曲”ING / それから”を10月2日(水)にリリースする。

収録曲は”ING”と”それから”および各曲のインスト。

その他、作品の詳細については以下より、ご確認を。

THA BLUE HERB ”ING / それから”

2019年10月2日(水)リリース
品番:TBHR-CD-033
LABEL:THA BLUE HERB RECORDINGS
フォーマット:CD(ジュエルケース仕様、歌詞カード付属)
価格:1,000円 + 税

■収録曲
1.ING
2.それから
3.ING – INSTRUMENTAL
4.それから – INSTRUMENTAL

アルバムを発表してから、今日現在、全国を廻るツアー真っ只中、久々に訪れる街々で、我々を盛大に迎えてくれる人達が、我々がやってきた、やっている事が間違ってなかったのだと実感させてくれています。完全自主制作の我々は、支えてくれる仲間達の手も借りながら、着想、制作、ライブは勿論、それにまつわるデザイン、ブッキング、プロモーションから経理、予期せぬトラブルの解決まで、22年間変わらず全て自分達でやり続けてきました。多分に笑いと楽しみと報いを含みながら、やるべき事をやってきた、そして今もやっている、これからもやり続ける、営みとはそれです。キャリア中盤の初歩、これまでの過去も全て受け入れながら常に「ING」、現実に進行している怒涛のリリースツアーの疾走感と共に、そんな想いを込めました。

そして、言わばそんな”生”に対して、我々にも、ここにたどり着くまでに避けられなかった、大切な人達の”死”が沢山ありました。別離の悲しみに落ち、立ち止まり、振り返り、それでも巡る季節を実感し、不在をなおも嘆き、毎日の忙しさに追われ、新たな出会いやささやかな幸福を味わい…そんな繰り返しの年月を生きてきた。そしてある日、はっと気付くのです。自分の気持ちの折り合いの変化に。それは諦念にも似たものです。かと言ってそれはそれまでの悲観的なものではなく、それを受け入れ、真に乗り越えていく、という事。あの悲しみすら振り返れば道標だったと、あの別れがあったからこそ今がある。生き残った側への時の処方。「それから」ずっと後、少しずつではあるが、確実に芽生え始めた再生の苗。それを歌いました。

第5章も始まったばかり、ツアーも中盤、探求と歩みを止めず、日々新たな気持ちで臨んでいきます。