デザイナー山口卓が手掛ける[superNova.(スーパーノヴァ)]は、2013年の春夏シーズンよりスタートした気鋭ブランド。その2014年秋冬コレクションが公開された。
秋冬コレクションのテーマは、異なるジャンルの垣根を乗り越え、融合させる、越えて渡る、交差などの意味を持つ“Crossover”。
先人たちが自然の中で生活うちに生み出したであろう民族的、宗教的な柄など自然からのインスピレーションを感じるもの。それから現代の衣服に見られる必然的に生まれたデザインや機能性、素材。両者を掛け合わせることで“Crossover”を表現している。
ペイズリー柄やネイティブ柄をプリントした別珍を使ったMA-1やリバーシブルベストなどのアウターにはシンサレートを採用。またマイクロムートンやボア、発熱素材、ストレッチなど、科学技術の発展によって生まれた新しい素材を多く取り入れ、機能性、着心地にもこだわっている。
そのほか、デザイナーの出身地でもある北海道のニットファクトリーで、羊の育成、毛刈り、羊糸の紡績、染色などをすべて手作業で行う国産ハンドメイドニットの製作にもチャレンジしている。