巨匠ヴィム・ヴェンダースが送る最新作『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』が第84回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞にノミネート。

by Mastered編集部

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『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(原題:Buena Vista Social Club)』で音楽映画の金字塔を打ち立てたドイツ人映画監督、ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)。彼が約20年間もの間、企画、構想を練りつづけ、遂に完成した渾身の最新作『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』が第84回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートを果たした。
ヴィム・ヴェンダース自身12年ぶり、通算2度目の長編ドキュメンタリー映画賞ノミネートとなった本作品は、稀代の振付家・舞踊家として天才の名をほしいままにしながら2009年に急死したピナ・バウシュ(Pina Bausch)の遺産をアート映画としては世界初の“最新3D映画”として蘇らせた意欲作。ダンサーと共に踊る3Dクレーンカメラの開発により撮影された映像は、「舞台は“生”で鑑賞するもの」という既成概念をぶち壊し、五感のすべてを圧する映像体験革命としてベルリン、トロントなど、世界14もの映画祭で注目を浴びた。

いずれにせよ、アカデミー賞へのノミネートが2月25日(土)に迫った日本での公開に向け、大きな追い風となることは間違いないだろう。なお、Masteredでは近日、本作品の試写会読者プレゼント企画も実施予定。そちらの方も楽しみに、まずは映画の概要をくまなくチェックしてみてはいかがだろうか。

【『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』】
2月25日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿バルト9他全国順次3D公開
配給:ギャガ
pina.gaga.ne.jp