製作総指揮はフランシス・フォード・コッポラ。ジャック・ケルアックの伝説的小説を原作とした映画『オン・ザ・ロード』が8月に公開決定。

by Mastered編集部

©Gregory Smith

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ビートニクを代表する作家の1人であるジャック・ケルアック(Jack Kerouac)が1957年に発表した小説、『路上/オン・ザ・ロード』。ボブ・ディランに「僕の人生を変えた本」と言わしめ、ジム・モリソン、ブルース・スプリングスティーン、ニール・ヤングといったミュージシャンや、デニス・ホッパー、ジム・ジャームッシュ、ジョニー・デップら映画人に多大な影響を与えてきたこの伝説的小説を原作とした注目の映画、『オン・ザ・ロード』が2013年8月、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次公開となる。

過去に何度も映画化の話が持ち上がったが、ケルアック独特の即興的な文体と明確な起承転結のないストーリーがネックとなり、なかなか実現には至らなかった『路上/オン・ザ・ロード』。しかし原作の映画化権を購入し、長年その実現を夢見てきた巨匠フランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola)は、この”幻の企画”を諦めていなかった。若き日のチェ・ゲバラの南米大陸縦断の旅を描いた2003年作品『モーターサイクル・ダイアリーズ』に感銘を受けたコッポラは、それを手がけたブラジル人のウォルター・サレスに監督をオファー。両者の8年にもわたる粘り強いコラボレーションが実を結び、ついに伝説的な小説の完全映画化が実現した。

あわせて、サム・ライリー、ギャレット・ヘドランド、クリステン・スチュワートといった豪華キャスト陣にも注目したいところだ。かつて“ヒッピーの聖典”と呼ばれた青春小説の名作を元に、ビート世代の狂騒をスクリーンに甦らせた映画『オン・ザ・ロード』。約3ヶ月後に迫った公開が今から楽しみでならない。

【映画『オン・ザ・ロード』】
2013年8月 TOHOシネマズ シャンテ他全国順次公開
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ(『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』)
音楽:グスターボ・サンタオラヤ(『ブロークバック・マウンテン』『バベル』)
©Gregory Smith
2012年/フランス・ブラジル/英語/カラー/シネマスコープ/139分/
原題:ON THE ROAD/R-15
出演:サム・ライリー(『コントロール』『ビザンチウム』)、ギャレット・ヘドランド(『トロン:レガシー』)、クリステン・スチュワート(『トワイライト・サーガ』)、エイミー・アダムス(『ザ・マスター』)、トム・スターリッジ(『パイレーツ・ロック』)、キルスティン・ダンスト(『メランコリア』)、ヴィゴ・モーテンセン(『危険なメソッド』『偽りの人生』)