ニナ・リッチ(Nina Ricci)を去って以来、その優れた才能を披露する場所を見つけられず、アナ・ウィンターを中心に多くのファンをやきもきさせていたオリヴィエ・ティスケンス(Olivier Theyskens)。
そんな彼が、ついにファッション界にカムバックするという吉報が飛び込んできました。オフィススーツブランドである『セオリー(Theory)』にて、カプセルコレクションをデザインすることになったそうです。
デリケートな素材使いとカッティングが巧みで、ディテールにこだわり、ロマンティックなコレクションを得意としていた彼が、ベーシックかつコンテンポラリーを売りにする『セオリー』とタッグを組むのは意外ですが、彼の作品をもう一度見ることが出来るのは嬉しい限り。
ラインナップはもちろん、価格もまだ発表されていませんが、恐らく他の『セオリー』のラインとほぼ同程度の価格帯になるのでは、と予想されています。
今の段階では、最終的にどういった着地になるのか予測すらできませんが、『セオリー』によって彼の才能が薄まるような展開にだけはなって欲しくないですね。
[via:the Cut]