Text&Edit:Yukihisa Takei(HIGHVISION)
もうすぐ、メジャーリーグ・ベースボール(MLB)の2017年シーズンが開幕する。今シーズンもフィールドに立ち続けてくれるイチローの姿や、田中将大、前田健太など、日本人メジャーリーガーの活躍が楽しみな人も多いはずだ。もっとコアな野球ファンは、日本人以外にもお気に入りの選手がいることだろう。
スポーツニュースなどを見ていて、MLBにちょっとした変化が起こったことに気づいた人はいるだろうか。実は選手がフィールドで被っているキャップの左側、わずか1.5cmほどの空間に、とても大きな変化が起こっているのだ。
MLBは全30球団の公式選手用キャップ(通称・オーセンティックキャップ)として、[New Era®(ニューエラ)]の『59FIFTY®』を長年採用している。そのこと自体は有名で、[New Era®]がストリートでも人気の所以でもあるのだが、実はこれまでの選手用キャップには、[New Era®]の代名詞とも言えるフラッグロゴが入れられていなかった。
それが今シーズンから、全球団の全選手が実際に試合で着用するオーセンティックキャップの左サイドに、[New Era®]のフラッグロゴが入れられることになったのだ。
ちなみに[New Era®]が市販しているオーセンティックキャップは、レプリカではなく選手と全くおなじもの。つまり、選手と全く同じものをストリートでも被れるということなのだ! ロゴが入れられただけという物理的には小さな変化かもしれないが、この出来事がMLBやストリートファッションの歴史にもたらす影響は、今後計り知れないものになりそうだ。
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