photo: Shouta Kikuchi
写真家の米原康正がオーガナイザーを務め、幣誌EYESCREAMと「WEGO」が協賛するアイドルイベント『NEW AGE STEPPERS』。その2015年最後の公演に個性あふれる5組のアイドルたちが集結した。
去る2015年11月27日(金)、“アイドルを超えたアイドルたち”をテーマとするアイドルイベント『NEW AGE STEPPERS』が開催された。オーガナイザーの米原康正いわく「BiSHの3本勝負がテーマ」としていた同イベントは、BiSHの対バン相手として第一弾のゆるめるモ!、第二弾のバンドじゃないもん!、そして前回第三弾のはっちゃけ隊fromPASSPO⭐︎を迎えて同シリーズは終了。今回「新 NEW AGE STEPPERS」と題して新たなスタートを切った。
まず登場した「原宿発ロリィタ・アイドル」のmeltiaはメルヘンチックな衣装に身を包み可愛らしいパフォーマンスで会場を魅了。この日が卒業ライブとなった水木なでしこは、ソロ曲としてBiSの「Fly」をカバー。最後にメンバー一人一人からメッセージが読み上げられ感動のライブとなった。
続いて登場したのはあヴぁんだんど。1曲目の「勝手にしやがれ」から会場のテンションを上げると、赤いランドセルがトレードマークの宇佐蔵べにや星なゆたら個性あふれるメンバーが、ステージを縦横無尽に動き回りパワフルなパフォーマンスを披露。会場の雰囲気を一変させる圧巻のステージを見せた。
3番手は2015年8月に結成されたばかりという6人組音楽ユニット81momentが登場。色鮮やかなサイリウムが振られる中、「片恋マジック」や動画サイトの有名曲で81momentがこのたび公式カバーすることが決定した「メランコリック」を披露。まだ初々しさの残る中、客席も一体となったパフォーマンスを見せ会場を盛り上げた。
4番手は苺りなはむとにかもきゅによるユニット・BPM15Q。二人が姿を表すと女性ファンから一際大きな歓声が。途中のMCではにかもきゅが呼びかけ、代表曲「BPM15Q」のコール&レスポンスを練習することに。りなはむの「1、2、3で!」という声に客席が「15Q!」と応える。そんなふたりの独特なテンションで場の空気をつかむと、ノリの良いアップなナンバーを次々と披露し会場を沸かせた。
そして、トリを務めたのがおやすみホログラム。望月かなみ、八月ちゃんのふたりは1曲目の「Drifter」から一気に“おやホロ”ワールドへ引き込むと、観客もヒートアップ。MCでは「せっかくのWWWなんだからみなさんも体を動かしていってください!」と八月ちゃんが観客を煽ると、後半も「forever young」などロックなナンバーからしっとり歌い上げるバラードまでそのポテンシャルの高さを見せつけイベントを締めくくった。
イベントの最後にはプロデューサーの米原康正が登場。2016年も引き続きの開催を宣言すると大きな歓声に包まれた。今回新たなスタートをきった「NEW AGE STEPPERS」、2016年はどんなアイドルたちが登場するのか。その展開から目が離せない!
出演者コメント
meltia
「今日はメンバーの卒業ライブだったのですが、トップバッターだったので悲しいというよりは楽しんで最高のライブにしようとみんなで考えていました。お客さんも女の子が多くて楽しかったです!」(星乃アイラ)
あヴぁんだんど
「今日はこのみん(東雲好)が声を出せなくて、メンバーみんなでカバーしてたんですけど、私が結構間違えちゃて(笑)。まだまだ、あヴぁんだんどのライブはこんなもんじゃないんで、ぜひ見に来てください!」(宇佐蔵べに)
81moment
「お客さんの熱がすごいライブだったので、私たちもノリやすくて楽しかったです。Meltiaさんとあヴぁんだんどさんの次だったんですけど、meltiaさんの振りが揃っていて綺麗なところ、あヴぁんだんどさんのパワフルなステージは見習いたいと思いました!」(綾瀬愛)
BPM15Q
「WWWがすごく好きな箱で、BPM15Qとしてここのステージに立つのが初めてだったのですごく楽しかったです。たくさん女の子も来てくれて振りを真似してくれたりして嬉しかったですね。またやりたいです!」(苺りなはむ&にかもきゅ)
おやすみホログラム
「いつもお世話になっている米原さんのイベントで、楽しい人たちと一緒にライブができて良かったです。おやすみホログラムを知っている人は少なかったんですけど、これをきっかけに私たちのことを知ってくれたらいいなと思いました!」(望月かなみ、八月ちゃん)
プロデューサー・米原康正
「今回は地下系のアイドルでもこんなに楽しいアイドルがいて、メジャーは必要ないじゃん!ってそんな思いで企画してみました。みんな個性があるので、どこか大きいところに入って変わってしまうよりも、このままで大きくなっていったほうが面白いと思うんだよね。今回が新たな”NEW AGE STEPPERS”の始まり。気持ちは“パンク”なので、“付いてこれるか!”ってそんな気持ちです(笑)。2016年もこんな感じで続けていくのでよろしくお願いします!」