アスレチック・ビルバオ、グッゲンハイム美術館、ETA(バスク祖国と自由)。スペインの北東からフランス南西部のピレネー山脈周辺にかけて広がる地域、バスク地方はスペインとフランスの他の地域にも属さない独自の言語と文化を持つことで知られる。1960年代のスペイン・フランコ政権では、激しい抑圧に反発し、スペインやフランスのバスク人居住地域を一つの独立国家として分離させることを目標とした激しい独立運動を展開。狼のように誇り高き民族、それがバスク人なのだ。
[mean(ミーン)]の2013年秋冬シーズンはそんなバスク地方がテーマ。バスク地方を発祥としながらも、第二次世界大戦前に英国軍の軍帽として導入されたベレー帽をキーアイテムに、バスク地方の民族衣装とミリタリースタイルを[mean]らしく、モダンな感性で落とし込んだコレクションとなっている。
バスク地方と日本はほとんどと言っていいほど無縁。こんなにも遠くて、文化も、言語も異なる日本で、バスク地方のことを知れるなんて。ファッションという共通言語はやっぱり楽しい。クラシックだけど、どこかエスニックな佇まいの[mean]のコレクションルックを見たら、バスク地方のことをもっと勉強してみよう。そして、秋の訪れを首を長くして待とう。
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