伊藤博樹、武田裕二郎の2名がデザイナーを務めるドメスティックブランド[キート(KIIT)]の2012年秋冬コレクションが公開された。
2007年よりその活動をスタートさせたキートは常に流れ動く現代の状況に的を絞り、独自の視点から新たな洋服の価値観を深く追求したリアルクローズを提案。過剰な装飾を省き、シーズン毎に繋がりを見せた斬新なアイディアやディティールが詰め込まれたウェアは各所で高い評価を獲得している。
そんなキートの2012年秋冬コレクションには、暖かみのあるオリジナルファブリックから生まれた“柔らかさ”を基調としたアイテムが多数ラインナップ。特にメインアイテムとなるアウター類は素材感の良さを意識してもらうため、あえて裏地を無くし、サイズ感もやや大きめに設定されているので、自分なりの様々な着こなしが楽しめるという訳だ。
ミニマムでインパクトがあるアイテム作りを意識しながらも、そこに“温もり”を取り入れ、キートらしいクリーンさを持ち続けたアイテム構成を実現したこの最新コレクション。店頭への到着を楽しみに待つとしよう。