ケネス・アンガーの映像集「マジック・ランタン・サイクル」が12月3日(土)より劇場公開。

by Mastered編集部

本年8月に開催された日本盤DVD発売記念イベントも大きな盛り上がりを見せた映像作家、ケネス・アンガー(KENNETH ANGER)の映像集「マジック・ランタン・サイクル」。数十年にわたり幾度も改訂を重ね、1980年に最終完全版のフィルモグラフィとしてまとめられたというこの名作が今週末、12月3日(土)より劇場公開されることとなった。
今回の劇場公開では神や道化師、無骨なバイカーたちといった登場人物からなる9本の映像作品(通常プログラム)以外に、川勝正幸、柳下毅一郎、滝本誠、Mari Mari、釣崎清隆、五所純子など計10名のセレクトによる特別プログラム“あの人が選ぶケネス・アンガー”も上映予定。各々が思い描くケネス・アンガーの世界観をスクリーンで体感出来るまたと無い機会となっている。

また、劇場では、ケネス・アンガーに魅せられたデザイナーやアーティスト6名(スケートシング、伊藤桂司、鈴木ヒラク、服部一成、河村康輔、いすたえこ)が、「マジック・ランタン・サイクル」をモチーフにビジュアルを考案し、デザイナー堀木厚志によるファッションブランド『ナダ(NADA.)』が制作を手がけたTシャツも発売。こちらの方のデザインも楽しみに、今週末は劇場まで足を運んでみることとしよう。その他、詳細に関しては以下のURLより。

【ケネス・アンガー 「マジック・ランタン・サイクル」】
◆Aプログラム(計91分)
A1『ルシファー・ライジング』(1980年/カラー/29分)
A2『快楽殿の創造』(1953年/カラー/38分)
A3『我が悪魔の兄弟の呪文』(1969年/カラー/11分)
A4『人造の水』(1953年/カラー/13分)

◆Bプログラム(計69分)
B1『スコピオ・ライジング』(1963年/カラー/29分)
B2『K.K.K. Kustom Kar Kommandos』(1965年/カラー/3分)
B3『プース・モーメント』(1949年/カラー/6分)
B4『ラビッツ・ムーン』1950年バージョン(1950年/カラー/16分)
B5『花火』(1947年/白黒/15分)

スタッフ
監督・撮影/ケネス・アンガー
音楽/リトル・ペギー・マーチ、ミック・ジャガー、ボビー・ボーソレイユ&フリーダム・オーケストラ、他

キャスト
ケネス・アンガー、マリアンヌ・フェイスフル、アンドレ・スーベイラン、イヴォンヌ・マルキス、他

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