今回の『ITS』では”LUCID DREAMS(夢と覚醒の中間地点である明晰夢の世界)”をテーマにファッション、アクセサリー、アートワーク、ジュエリーの4部門へおよそ80カ国から1,200以上の応募が寄せられ、その中で世界20カ国から40組のファイナリストを選出。厳選されたファイナリストはプレゼンテーションやショー形式でコレクションを発表し、本選の受賞者が選出される。
審査員には、DIESELのアーティスティック・ディレクターのニコラ・フォルミケッティをはじめ、Marni(マルニ)のコンスエロ・カスティリオーニ、フォトグラファーのニック・ナイト、ファッションブロガーのスージー・バブルなどの豪華な顔ぶれがエントリー。2002年の初回よりITSをサポートしているDIESELは、ファッション部門に『ディーゼル賞』といった部門を設けており、受賞者には25,000ユーロの賞金と6ヶ月間のディーゼル・クリエイティブ・チームでのインターンシップが与えられる。プロのデザイナーやニコラ・フォルミケッティとともに現場で経験を積む機会を通じて、賞金だけでなく実質的なサポートも得られるのだそうだ。
『ITS』ではこれまでにも日本人応募者が数々の賞に輝いているが、今回もファッション部門1名、アクセサリー部門2名、新設のアートワーク部門5名、ジュエリー部門2名、過去最多となる計8名の日本人が選出。良い結果が出ることを祈りながら、間近に迫った最終審査の開催を楽しみに待つこととしよう。
開催日時:2014年7月11日(金)、12日(土)
開催場所:イタリア・トリエステ Salone degli Incanti
・日本人ファイナリスト
ファッション部門:Yasuto Kimura
アクセサリー部門:Takafumi Arai、Maiko Takeda
アートワーク部門:Ryota Murakami、Chiaki Murakami、Noriko Nakazato、Shinji Tokuno、Takafumi Arai
ジュエリー部門:Noriko Nakazato、Junko Kurihara