ジャズ史上最悪の悲劇に迫る。話題のドキュメンタリー映画『私が殺したリー・モーガン』が遂に日本にも上陸

by Keita Miki

「ジャズ史上最悪の悲劇」と呼ばれる、天才トランペット奏者、Lee Morgan(リー・モーガン)殺人事件の真相に迫ったドキュメンタリー映画『私が殺したリー・モーガン~ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実(原題:I Called Him Morgan)』が、12月16日(土)より、アップリンク渋谷にて公開される。

© 2016 Kasper Collin Produktion AB

1972年2月19日深夜、雪のマンハッタン。イースト・ヴィレッジのジャズ・クラブ、スラッグスにて、内縁の妻であったヘレン・モーガンに銃撃され、33歳にしてその生涯に幕を下ろしたリー・モーガン。

本作では、銃と運命の引き金を引いた内縁の妻、ヘレン・モーガンが最晩年に残した唯一のインタビューに、友人や関係者たちの証言を加え、現在に至るまで深く傷を遺す「ジャズ史上最悪の悲劇」の愛と哀しみに迫る。

貴重なヘレンの肉声インタビュー、ミュージシャンたちの最新証言に加え、ガールフレンドであったジュディス・ジョンソンや、事件現場となったスラッグスのオーナーらも登場。

劇中にはリー・モーガン本人の貴重な演奏映像や肉声も満載となっているので、そちらの方もお楽しみに。

【私が殺したリー・モーガン~ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実】
2017年12月16日(土)より、アップリンク渋谷にて公開
監督:カスパー・コリン (2006『My Name Is Albert Ayler』ほか)
出演:リー・モーガン/ヘレン・モーガン
ビリー・ハーパー(サックス奏者)/ジミー・メリット(ベーシスト)/ベニー・モウピン(サックス、フルート奏者)/ウェイン・ショーター(サックス奏者)/ポール・ウエスト(ベーシスト)/チャーリー・パーシップ(ドラマー)/アル・ハリソン(ヘレンの息子)/リナ・シャーロッド(リーのガールフレンド)/ジェリー・シュルツ(スラッグスのオーナー)/ジュディス・ジョンソン(リーのガールフレンド) ほか

劇中曲: テーマ曲「サーチ・フォー・ザ・ニュー・ランド」 from 『Search for the New Land』 (BLUE NOTE)
モーニン/チュニジアの夜/ダット・デア/ヘレンの儀式/トム・キャット/ギャザ・ストリップ/アブソリューションズ/アンジェラ ほか

(スウェーデン・アメリカ/2016年/モノクロ&カラー/91分)

原題:I Called Him Morgan
日本語字幕:行方均
配給:株式会社ディスクユニオン/提供:株式会社タムト
協力:ユニバーサルミュージック合同会社
© 2016 Kasper Collin Produktion AB

http://icalledhimmorgan.jp/