『HenderScheme』の挑戦。反原発を唱えたゲリライベント「FASHION'S SHOUT OUT」の模様がオフィシャルサイトにて公開中。

by Mastered編集部

2011年は11月5日に開催され、大盛況のうちに幕を閉じたVogue誌主催の一大イベント「FASHION’S NIGHT OUT」。本年はアナ・ウィンター(Anna Wintour)をはじめとした様々なゲストの登場もあり例年以上の盛り上がりを見せた同イベントだが、この華やかな一夜の裏で、ある1つのゲリライベントが行われていたことをご存知だろうか?
そのイベントの名は「FASHION’S SHOUT OUT」。数々の名作スニーカーを革靴的手法で再現した“HOMMAGE”シリーズや、高品質かつバリエーション豊かな革小物で、近年その知名度を急上昇させているブランド『エンダースキーマ(HenderScheme)』の発案による反原発、反原子力を唱えたイベントだ。
このFASHION’S SHOUT OUTでは、福島の原子力発電所の作業員が実際に着用している防護服の素材“tyvek”で製作された“anti nuclear bag”を、エンダースキーマのデザイナーである柏崎亮氏が無料配布。コンセプトに共感してくれた人には“anti nuclear power”というプリントの横にあるチェックボックスにチェックをしてもらい、自身で共感しチェックしたバックを持ち帰ってもらうことで、反原発の意思表明の第一歩になればという同氏の想いが込められている。

そして、現在このイベントの模様がエンダースキーマのオフィシャルサイトにて公開中。自分の大事な持ち物を入れるバッグをtyvekで製作し、「自分の大事な物を放射能から守る」というアイロニーを表現した同ブランドならではの活動の模様と、そこに込められた想いを自らの目で確かめてみるとしよう。

http://henderscheme.com/

当日配布された“anti nuclear bag”。

文字の横にはチェックボックス。