[Giorgio Armani]が映画監督の卵たちを支援する注目のプロジェクトを始動。

by Mastered編集部

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これまでにも、ファッション業界の若手デザイナーたちにショーを行なう機会を与えるなど、後進の育成を熱心に行なってきた[Giorgio Armani(ジョルジオ・アルマーニ)]。そんな彼らが、今回新たに映画監督の卵たちを支援するフィルムプロジェクトを始動することを発表した。

『Films of City Frames』と題された今回のプロジェクトでは、[Giorgio Armani]のアイウェアを物語のキーアイテムとし、登場人物の感情や街の風景に彩を添えた映像作品を発表。先日公開された第一幕のティザームービーの監督を務めたのは、本年度アカデミー賞外国語作品賞(『グレート・ビューティー/追憶のローマ』)を受賞したパオロ・ソレンティーノ監督のアシスタント、ピエロ・メッシーナ。ソレンティーノ監督も出演しているこの映像は、今年秋に日本で公開予定の同作のスピンオフともいえるような美しい仕上がりになっている。

この『Films of City Frames』はアメリカの名門フィルムスクールや、パリ、ロンドン、ローマなどのフィルム・スクールに在学中の学生たちをサポートすることを目的としたプロジェクト。ソレンティーノ監督もサポートする本プロジェクトには、パオロ・ソレンティーノ、ジョルジオ・アルマーニ両名の若手育成に対する思いが込められおり、アルマーニ自身も「全ての都市がそれぞれ特有のエネルギーを持っていますが、その多くは若者から発せられています。『Films of City Frames』はそんな若い方のためのプロジェクトです。私はいつも若い人々の感性豊かな、私たち大人が見過ごしてしまうような物の見方に刺激を受けています。私は若者たちに自由な表現を全力で追求してほしいと思っておりますし、このプロジェクトを通じて自分自身を驚かせてほしいと思っています」と語っている。

映画『アメリカン・ジゴロ(1980年)』でリチャード・ギアの衣装を手掛け、昨今ではレオナルド・ディカプリオ主演の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』にも衣装を提供するなど、継続的に映画界と交流を築いてきた[Giorgio Armani]ならではの粋な試みといえるであろう。

なお、7月以降は学生によって制作された短編映画が続々公開されるとのこと。今後の展開も含めて、継続的にその動向を追いかけていくこととしよう。

【お問い合わせ先】
Giorgio Armani JAPAN
TEL:03-6274-7060
http://www.armani.com/jp