かつてニューヨークの名店バーグドルフ グッドマンのメンズディレクターをつとめ、数多くのデザイナーを発掘。アメリカン ブランド復権の功労者と言っても過言ではないマイケル・バスティアン(Michael Bastian)。
同店を辞めた現在は、自らの名前を冠したブランドを設立し、イタリアのラグジュアリーブランド『ブルネロ クチネリ(BURUNELLO CUCINELLI)』との協力でアイテム作りを行なっているところからも、彼の高いファッションセンスや情熱を伺い知ることが出来ます。
そんな彼が、アメリカの老舗スポーツウェアブランド『ガント(GANT)』とパートナーシップを組んで、『ガント バイ マイケル バスティアン(GANT by Michael Bastian)』というネーミングのコレクションを2010年秋冬からスタートさせることになったようです。
まず『ガント』の説明をすると、1949年にコネチカット州に誕生し、当時はボタンダウンシャツのメーカーとして、『J.プレス』や『ブルックス・ブラザーズ』、イェールなどアイビーリーグ大学の御用達。現在はストックホルムに本拠地を移し、約500店の旗艦店にて販売、セカンドラインである『ガント ラガー(GANT RUGGER)』もアメカジの再燃により、バーニーズ ニューヨークや各セレクトショップで人気を博しています。
さて、今回のコレクションはマイケルが持つトラッドマインドとセンスに、『ガント』が掲げる元来のアメリカン・クラッシックスポーツウェアの思想が融合するわけですから、ベストマッチ以外のなにものでもなく、相当期待が持てそう。
しかもブランドからの発表によれば、価格も手頃だそうで、こちらも嬉しいですね。
気になるデビューは、NYファッションウィーク期間中の2月13日にプレゼンテーション形式で行なわれるそうなので、新たな情報が届き次第また報告させていただきます。
それまではデビュー用に作成された、スタイリッシュな映像作品をお楽しみください。