誰も「シラナイ」アーティストを起用した期待の新レーベル、Dunno

by Keita Miki

2017年よりスタートした期待の新レーベル、Dunno(ダノウ)のデビューコレクション『βeta 1』が7月下旬より、遂に店頭に登場する。

数名のグラフィックデザイナー、イラストレーターからなる同レーベルでは、思わずクスッと笑ってしまうようなナードなデザインのカットソーをメインに展開。

ブランド名となっているDunnoは、英語のDon’t Knowの略語であり、今後も誰も「シラナイ」けれども密かに活動しているアーティストの、よりパーソナルな趣向を反映させた様々なモノを作っていくとのことだ。

注目のファーストシーズンには、矢府奥(やふおく)、Alex Chin(アレックス・チン)といった誰も「シラナイ」アーティストたちが参加。以下の参加アーティストのプロフィールおよび作品を隈なくチェックし、デリバリーの日を楽しみに待つこととしよう。

【お問い合わせ先】
ELIGHT Inc.
TEL:03-6712-7034
https://www.instagram.com/labeldunno/

矢府奥(やふおく)
1900 東京生まれ ~ 1985 没
日本で1番最初に外の壁に落書きをしたと言われている人物。当時スプレー缶が手に入りずらかったこともあり墨を用いて壁に落書きをしていた。どのような作品を作っていたかなど全くわかっていない。全てが謎に包まれているアーティスト。矢府奥の部屋にあった絵を息子さんがたまたま見つけ今回デザイン提供してくれた。矢府奥がいらなくなった自分の私物をご近所さんに安く提供していたことがその後のヤフオクに繋がっているとかいないとか。

Carter Kolin(カーター・コリン)
ジョージア州アトランタ出身。幼少期はアトランタ市章の図版をトレースして過ごす。中学時代はアパラチア山脈麓のパブでバイトをしながら作品づくりに勤しむ。窮屈な姿勢を2年間続けたことにより肩凝りと偏頭痛を併発。遊学先の香港で肩凝りの悪化により即死。享年26歳。好きな言葉はshitmyworldであった。

Chelsea(チェルシー)
新潟出身、新潟在住。孤高のデザイナーChelsea。流行りの全てはここから始まってると言っても過言ではない。

Alex Chin(アレックス・チン)
日本人の父親と中国人の母親の間に生まれたAlex Chin はニューヨークのチャイナタウンで生まれ育ち、スケートボードに明け暮れていた。ある日、タイムズスクエアで見かけた不思議な格好をした人達が目に留まり、それ以来、記録の為に絵に書き残すことを決めた。絵の具をチューブから出して作品にするスタイルが彼らしい。

iarim(イアリム)
東京の山奥で米や野菜(主に人参と玉ねぎ)を栽培しながら仕事をしている不思議系デザイナー。昨日興味があった事は、今日はもう興味がない。今日はマンホールに興味がある、と話していました。